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占い師 Okimakiさん インタビュー

占いとは?占いを自分に生かすには?

2008年11月24日掲載

【プロフィール】
Okimaki
沖縄県出身。日本で教員を目指していたが、オーストラリアの教育システムにも興味があり、2000年に日本語教師アシスタントとして渡豪、同時に易学・占星術について本格的に勉強を始める。その後、ビクトリア州でも教員免許を取得し、日本語教師として、公立学校に勤務。2003年、Craft Marketへ転職。現在は、「平和・循環・スロー」な生活を目指し、興味の赴くまま色々なことにチャレンジしている。その一環として占いに関する様々なプロジェクトも手掛けている。

 
 
インタビュアー:長谷川 潤

 

--占いとはどういうものでしょうか?

占いは個人個人と地球全体・宇宙全体とのつながりを統計学的に分析し、誰にでもわかりやすくしたものだと思います。

 

--勉強されている占いの種類は何ですか?

日本では、占星術が大変人気ですが、個人的には東洋の占いである十二支占いが好きで、勉強しています。

 

--占星術と十二支占いの違いは何ですか?

十二支占いは月の動きが占いに強い影響を与えています。ほとんどの方がお正月から、つまり2008年1月1日から子年が始まると思っていらっしゃると思いますが、十二支占いでは太陰暦を使っているので、実は、1月の後半または2月の頭の旧正月から始まっています。
占星術の場合、影響を与えている惑星や天体、星々があまりにも遠い所にあります。その点、月だとすごくわかりやすいので好きですね。

 

--月といえば、よく満月の日は何かが起こるといいますが、それは本当に関係しているのでしょうか?

すごく関係していると思いますよ。潮の満ち引きじゃないんですが、人間の体の60%は水分でできているので、それによって何かしらの影響はあると思います。ですが、その辺りが科学的に証明されていない部分でもあるんです。結果的に、占い自体の信憑性がないと、とられてしまうんでしょうね。これから占いが超えていかなければいけない壁があるとしたら、そういった科学的な分析を一体どこまで証明していけるかということではないでしょうか。
全部が全部、証明することはできないと思いますが、ある程度までならできると思います。

 

--個人個人が占ってもらった結果と、どうやって向き合っていくべきなんでしょうか?

占いに対してすごくのめり込んで行くタイプの人がいますよね。やはり、どこかでみなさんそれぞれが依存心というか、それはコーヒーであってもアルコールであっても、買い物をすることであっても、いろいろな依存物があると思います。もし占いに依存してしまったら、やはりそれはそれで、自分自身の力で立っていないということになると思います。ですから、他の中毒的なものと同じで、危ないですよね。

 

--日本で流行った動物占いとかは当たると思いますか?

日本で流行った動物占いも、実は昔からある陰陽五行説などをベースにして作っているんですよ。なので、現代人受けする可愛らしい動物を占いに取り入れることによって、今の人でもわかるように手を加えているんだと思います。昔の陰陽五行説、易学などの文献を読んでみようとしたら、ほとんどが漢語で書かれているんですね。それでは、みんなが活用できないので、より多くの人が活用できるようにしたのが、動物占いじゃないのかなと思いますね。だから、80%ぐらいは当たると思いますよ。

 

--星座や血液型もは当たるんですか?

日本にいると日本人とは何かについてあまり気付けないですよね。日本から出て初めて、日本人全体にどういった色があるっていうのがわかってくると思います。他の文化を持った人、例えばオーストラリア人と日本人全体を比べた上で、日本人とは何かがわかってくると思います。それと一緒で、血液型も、A型全体とO型全体とを比べたときに、こういった違いがあるっていうのがわかってくるものだと思います。十二支も同じです。「ネズミ年に生まれたからって、みんな一緒なわけないじゃないか。」という意見があるじゃないですか。もちろん、一緒じゃないんですよ。でも、子年全体を見たときに、丑年全体と比べたら、やはりそれなりに何かしらの違う傾向がある。だから、当たるか当たらないかはどこまで全体像を捉えられるかにかかってくると思いますね。

 

--今後、どのように占いと付き合っていきたいと考えていますか?

何かに「あっ!」と気付いてもらえる瞬間が一番嬉しいので、少しでも多くの方の気付きのキッカケになれればいいなと思っています。

 

--占いを勉強しようと思ったキッカケは?

十二支の本を一冊読んだことがきっかけですね。
その時に私自身の部分を読んでもピンとこなかったんですけど、(人間って自分自身のことは意外と見えていないものなので)、弟の部分を読んだときにすごくピンときたんですよ。私の弟は魚座で未年とダブルで繊細な気質なんですが、その本を読んで初めて、それまで理解できなかった部分もわかるようになりました。そして、弟の持って生まれたいい所・弱点などを理解して接していけるようになりました。それから、占いを勉強したらもっと個人の長所を伸ばせるのじゃないかと思ったんですよ。

 

--インタビューを見ていただいてる方に、何かメッセージがあればお願いします。

自分が学んでいることや自分がやっている仕事などを通してでも、何でもいいんですが、自分独りで生きているのではなくて、周りの人とか、動物たちとか、木とか、鉱物とか、水とか、私たちは色々なものと共に生きているので、そのことを忘れずに、そして、その全体の中で自分の個性というものを最大限に引き出せたらいいですね。

 

Okimakiさんによるコラム『東洋と西洋のBirthday占い』はこちら

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