インタビューinterview

日本人ソサエティsociety

H.I.S. Travel Australia 新ヶ江 英子さん インタビュー

HISと京都人会のふたつを切り盛りする新ヶ江さんに迫る!

2008年9月5日掲載

 

【プロフィール】
新ヶ江 英子 Eiko Shingae
京都府京都市出身。H.I.S. Travelメルボルン支店 Branch Manager。メルボルン京都人会の発足人。
1950年生まれの寅年
1976-78年 イギリス留学   
1978年より メルボルン在住 旅行業界30年のキャリア
1984年 結婚
1986年 男児出産
1996年 H.I.S.トラベル メルボルン支店開設 現在に至る   

インタビュアー:長谷川 潤、大喜多 良美
 
 

--まず初めに、H.I.S.メルボルン支店の歴史を教えていただけますか?

H.I.S.メルボルン支店は1996年1月にオープンしました。そのときは60平米の小さなオフィスで、電話と机2つから始めました。その当時はお客様に「H.I.S.にメルボルン支店ができたんですね。」と訪ねて来てもらえるのが、本当に嬉しかったですね。またそのとき社長が日本から来て、「次に私が来るときは、もっと大きなオフィスになっているように、がんばれ!」と激励してもらってのが印象的でした。おかげさまで現在12年目を迎え、今のオフィスは5年目です。〝継続は力なり”、努力の毎日です。


--H.I.S.Travelのサービス内容を教えていただけますか?

日本からの観光客の案内手配(インバウンド)、オーストラリア在住者の国内または海外旅行の手配(アウトバウンド)も行っています。私が担当しているのは後者です。航空券、ホテル、バス、電車、船などツアーに関するものなら何でも手配できます。〝お客様の役に立てることは何でもお手伝いする”をモットーにしていますので、その他にもレストランの案内や、学校紹介、イベントの紹介、時には悩み相談に乗ることもありますよ。


--旅のプロから見て、冬のメルボルンの見所やおすすめの観光地はどこですか?

季節感があるメルボルンはとてもいいですね。フィリップ島でペンギンを見るのもいいです。また最近注目されているのは、スキーリゾートです。雪質と量は日本には適いませんが、ニューサウスウェール州やヴィクトリア州にもスキーリゾートがあります。スキーリゾートの施設も充実してきています。またフォールスクリーク(Falls Creek)ではスキーマラソンの世界大会が開かれることでも有名です。他にマウント・ブラ(Mt.Bulla)、マウント・ホッサム(Mt.Hotham)など季節が反対なので、北半球からスキーヤーがたくさん来ますよ。


--日本のスキーリゾートへ行かれるオーストラリア人が多いと思いますが、H.I.S.さんでもそういう方は増えていますか?

年々増えています。突然私たちが知らない土地を探してこられたりすることもありますよ。北海道のニセコは有名ですが、最近は信州(白馬、志賀高原、野沢温泉)なども人気があります。弊社のトラベルジャパンのパンフレット、ウェブサイトをご覧下さい(下記参照)。


--日本へ旅行されるオーストラリア人の3大観光都市はどこですか?

京都、東京、最近は札幌ですね。特に北海道は以前から人気があります。


--オーストラリア人に行って欲しい日本の都市、あるいは観光地などはありますか?

四国のお遍路さんを是非やって欲しいですね。日本で変わった体験ができ、とても面白いと思います。H.I.S.では残念ながら、現在そのツアーは企画中です。宗教的にも厳しい制限があるかもしれませんが、日本の仏教文化を知る上で興味深いです。最近は仏教やお寺に興味を持つオーストラリア人も増えました。ただ興味だけでなく、「自分を鍛えたり、精神修養のために、座禅を組んでみたい。」とおっしゃる方もいらっしゃいます。


--メルボルンにお住まいの方へのおすすめの情報はありますか?

飛行機の予約に関しまして、予定が確定したら、なるべく早く予約を入れていただいて、お支払いをして、フライトの席を確保していただくほうがいいです。後回しにしてしまうと、席が取りにくくなるうえ、オイル・サーチャージ代もさらに払わないといけないことになります。発券してしまえば、値上がりしても追加はいりません。
飛行機はシンガポール航空をおすすめします。安くはないですが、最近新しい飛行機を導入しましたし、フライトの便数も多く、スケジュールの選択範囲が広がるので便利です。


--今の時期のおすすめのツアー、お得情報を教えていただけますか?

年末年始は夏ですので、オーストラリア国内ではタスマニアをおすすめします。海外では近場のニュージーランドですね。高緯度にあるので一日が有効に使えるし、カラッとした夏を楽しむことができると思います。
せっかくの長期休暇ですが、赤道から南回帰線あたりでは雨季のため、あまりマリンスポーツは期待できませんね。少しジメジメしていますので、メルボルンの夏に慣れている方には少し不快に感じるかもしれません。


--H.I.S.様からお客様へのメッセージをお願いします。

〝まごころのサービス”を心がけ、優秀なスタッフと共に皆様の旅のアシストをさせていいただいています。是非一度メルボルン支店へお越しください。常に満足のいくサービスを目指していますが、やはり力及ばないこともあるかと思います。また旅先での残念な出来事や、不快に感じたことはすぐに伝えていただけると有り難いです。
現在はインターネットでフライトやツアーの予約が自分自身でできますが、やはりアフターサービスの面を考えると旅行代理店を通して予約をしていただくほうが確実ですし、安心です。


--ではメルボルン京都人会についてお伺いします。発足のきっかけは何ですか?

以前から気の合う仲間が集まって、楽しく食事などができたらいいなと思っていました。メルボルンに京都出身の方が結構いらっしゃることに気付き、「一度集まりませんか?」ということから始まりました。


--現在、どのような活動をされていますか?

約25人のメンバーがいます。2ヶ月に1回、食事会を開催しています。京都の情報交換や、京ことばで話すことに生活感が感じられ、親しみを感じます。ゆくゆくは京都好きのオーストラリア人の方々との交流も深めたいと思っています。またシドニーでも〝京都ゆかりの会″を発足されたので、そちらとの交流も深め、もっと大きな京都の力を作っていけたらいいなと思います。京都の情報提供ができるオフィスも開いて、お茶飲みがてら寄っていただける〝リトル京都″のような場所になるといいですね。


--新ヶ江さんの座右の銘あるいは、好きな言葉は何ですか?

そうですね・・・、〝自分でできることは何でもしよう”ですね。仕事でもプライベートでも心がけています。


--個人的なこだわりはありますか? またこだわりの物などありますか?

今、三味線に凝っています。もっと上手になって、高価な三味線を演奏したいです。いつか着物を着て、三味線を演奏したいなぁと思っています。京都人会で披露してもいいですかね。


--京都の一番好きな場所はどこですか?

清水寺が好きです。少ししんどいですが、三年坂を歩くのが楽しいです。清水の舞台に上がると、気持ちがスカッとします。他には、京都に帰るたびに必ず訪れる伏見稲荷神社です。


メルボルン京都人会
お問い合わせ先 Mobile: 0413 305 802 新ヶ江

Travel Japan by H.I.S.
URL: http://www.traveljapan.com.au/

H.I.S. Travel メルボルン支店
URL: http://www.histravel.com.au/
住所:Level4, 230 Collins Street, Melbourne, VIC 3000
TEL: (03) 9650 9488  FAX: (03) 9650 2481
営業時間:月~金 AM9:00-PM17:30
 

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