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メルボルンエーシズ 小石博孝投手インタビュー

西武ライオンズから来た左腕の素顔に迫る!

小石博孝選手インタビュー & メルボルンエーシズ日本人選手密着取材レポート

2012年11月30日掲載

小石博孝投手、中崎雄太投手、中田祥多捕手(3人とも埼玉西武ライオンズから派遣)が所属するメルボルンエーシズは、5勝5敗のリーグ3位タイという位置で、今週末にリーグトップを走るパースヒートと対戦します。

 

オフィシャル的には、平日練習は午後1時半から4時くらいということで、午後1時くらいにメルボルンパークへ足を運ぶとチームメートの誰よりも先にウォーミングアップしている3人の姿が。

 「練習量が全然違いますね。日本だと5、6時間ですけど、こっちは2時間くらい。またこっちの練習スタイルは教えてもらうのではなく、選手が自分で考える。それは勉強になります。」(中田)

 

さて午後1時半過ぎ、主要メンバーがバラバラと登場、いきなりバッティングゲージに入りフリーバッティング!

「ほぼアップ無しですからね、外国人体強いなって感じですね。」(小石)

 

フリーバッティングではチームメートと和やかな雰囲気で談笑し、快音を響かせるのは中田選手。レギュラーキャッチャーとして、打者として、チームメートとのコミュニケーションも順調のようだ。

 「 彼は先週ホームランを打っているしチームにとても貢献しているよ。」とチームメートのダリル内野手(写真中)

その間、ピッチャーの小石、中崎両投手はキャッチボールと遠投で調整。他のピッチャー陣は誰もいない中、2人でじっくりと調整。ピッチングコーチもいないので自分たちでどうするべきか考えなくてはならない。

 

フリー打撃の後は、小石、中崎両投手が順番にマウンドに立って実戦型式の打撃練習へ、そこでは変化球の切れとコントロールを確かめる小石投手、そしてストレートのノビが最近さらに良くなってきた中崎投手。ブルペンでの投げ込みではなく、打者と対戦しながらの調整も日本にはないスタイルである。

 

その後軽く内野ノックをしてこの日は終了。実質2時間弱ほどの短い練習を終え、あっさりと各選手は帰宅して行く。あとは個人個人で足りないところを補うという。

 「練習の違いは日本人3人にとっても良い影響だし、オーストラリアの選手にも良い影響だ。彼らはその練習への取り組み方や考え方をお互い交換し合ってレベルアップをしている。」(フィル デール監督)

 

3人は共に宿舎にもどり、自炊をするとのこと。自炊は小石投手が年上の権限で他の2人をリードするというが。。。

 「焼き物が多いっすね」と中崎投手。

 

自分で考える練習から自炊生活。メルボルンにて日本ではあまり経験しないことに挑戦し成長をする3選手。日本の料理が恋しいとこぼし始めてきた彼らの武者修行はまだ半分を超えたばかり。あと残り一ヶ月でどういう結果と成長を見せてくれるのか? とても楽しみです。

 

今週末のパースヒート戦の第2戦目(12月1日)に先発予定の小石投手。「負けが続いているんで、これ以上チームに迷惑かけられない」と気合いを入れての登板です。チームで正捕手のひとりとして予定試合の半分以上に出場するのは中田選手、中崎投手は中継ぎとして各試合の中盤に登場します。

 

メルボルンエーシズ(2012年)の今後のスケジュール

11/30 - 12/2    対パース  (ホーム)
12/7  - 12/9   対アデレード(アウェイ)
12/13 – 12/15   対キャンベラ(ホーム)
12/20 – 12/23   対シドニー (ホーム)– 日本人選手最終戦

詳しい試合スケジュールはコチラ

インタビュアー:山本邦子

文/写真/映像制作:湯本拓也

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