【GO豪連載中】久保田満里子先生 新刊のお知らせ

新刊「蒙志とローズ」発売！

2014年5月7日掲載

GO豪メルボルンで長編を連載していただいている久保田満里子先生の2冊目の著書、「蒙志とローズ」が発売されました！

実話を基にしたフィクションで、メルボルン大学で戦前日本語を教えた稲垣蒙志と妻のローズの物語です。

紀伊国屋さんwebサイトよりご注文頂けます。

http://www.kinokuniya.com/au/index.php/fbs003?common_param=9784434189302

「蒙志とローズ」 久保田満里子

発行：ブイツーソリューション
ISBN: 978-4434189302
発売日： 2014/3/30

日本では国を挙げて西洋文化を摂取するのに懸命だったと思われる明治の時代に、オーストラリアのメルボルンで日本語教育に献身した日本人がいた。
その人の名は稲垣蒙志。
稲垣がメルボルン大学で日本語を教え始めたのが、１９１９年。
しかし、国際交流基金の記録を見ると、メルボルン大学で日本語を教え始めたのは１９６５年となっている。
彼の日本語講座は、正式の記録から完全に抹消されている。
どうしてそんなことになったのだろうか。
これは稲垣蒙志と、蒙志を支えた妻のローズの実話に基づくフィクションである。

某大学教師のコメント
 「とても面白かったです。一気に読んでしまいました。
メ ルボルン大学での蒙志さんの扱いや、クラスの様子、学生の評判など、どこまで史実でどこからがフィクションなのか、興味を持ちました。けっこう頑固な寂し い人という印象を受けましたが、なかなか認めてもらえない大学でひとり闘っていたら、そうなるだろうと共感しました。また、読み終わって、広川さんの表紙 がますます内容にぴったりで素晴らしいと思いました。」
 

久保田満里子先生のGO豪メルボルン内連載 『私作小説』 はこちら