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Australian Open 2014 予選最終日

日本勢は予選突破ならず

[ 11/Jan/2014 ]

やはり、Grand Slamの壁は高かった。ダニエル太郎、杉田祐一、尾崎里紗の3人が予選決勝に進出したが、本選出場は叶わなかった。

 

尾崎里紗は、7−6(4)、5−7、2−6、フルセットで惜しくも敗れた。第1セットタイブレークで見事に物にしたが、第2セット尾崎サーブで5-6となった時にブレークをされ、このセットを落としてしまう。ここで集中力が切れてしまったのか、最終セットは離されてしまった。

 

ダニエル太郎は、Thomaz Bellucciに、7−5、6−2で敗れた。昨年の本戦のシード選手が予選に落ちていたことも衝撃的だったが、それだけにチャンスではないかと思われた。しかしやはり実力がある選手で、ダニエルは打ち破ることが出来なかった。

 

日本勢最後の希望、杉田祐一は、6-4 、3-6、4-6で敗れてしまった。杉田は並々ならぬ思いがあっただろう。過去3度GS予選決勝に進んでいる杉田が今一番狙っているのは、トップ100のランキングとGS本戦出場だろう。この悔しさをバネに、今年のうちにGS本戦を掴みとってもらいたい。

(1回戦の写真)

 

最後にダニエル太郎のインタビューを紹介する。

 

—初めてのGS予選の感想

 

とにかく楽しんで出来るだけの事をやるということでした。先の結果を考えるより1戦1戦勝つように、相手を崩せるようにしたかったです。

 

 

—3試合を振り返って

 

最初の2試合は調子よくて、相手の人たちを自分から崩すことが出来ました。ただ今日の相手は彼らよりレベルが高かったです。今後はまだまだ細いので力を付けて、相手をもっと動かせるようにしたいです。まだまだ自分が動かされて(コートから)追い出されてしまうので。

 

—2年前の慶應チャレンジャーで契約はBabolatの用具提供のみとの事だったが

 

今は、Babolatを引き続き提供を受けて、ウェアをHydrogenというイタリアのブランドからサポートを受けています。後はIMGからのサポートもあるので、ツアーは回ることが出来ます。

 

 

—国籍の選択

 

まだアメリカと日本の2つを持っています。22歳になったら1つに決めなければ行けないのですが、日本人にしておきたいです。Davis Cupも日本代表として出たいです。

 

 

—今年1年の目標

 

ランキングは特に意識していません。GSの予選にパスできるのが目標の1つですね。チャレンジャーも決勝に何回か入りたいですね。

 

 

—将来的な目標

トップ100に入ることですけど、1番はとにかくテニスを楽しむことです。そうすれば、結果もついてきますからね。

 

 

今年21歳となるダニエル太郎。188cmの日本人離れした長身、スペインのクレーコート仕込みの他の日本人とは変わった強烈なトップスピンを武器に、世界を渡り歩く日本人が見られる日もそう遠くないだろう。

 

惜しくも日本勢は予選突破はならなかったが、錦織・添田・クルム伊達・森田・土居・奈良の6人が勝ち上がる事を願おう。本戦は13日月曜日から行われる。シーズン最初のGS、1日たりとも目が離せない。

 

写真・文:Raito Hino

 

 

 

 

コメント

以前のコメント

だらず者   (2014-02-09)
錦織に続く有望株として売り出し中のダニエル太郎選手。彼の貴重なインタビューを紹介して頂き有り難うございますm(__)m
めなげ   (2014-01-11)
本戦組、がんばって欲しいですね!

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