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Lecture: Political Earthquake in Japan

日本の政権交代をオーストラリアから見聞

2009年11月27日掲載

20 November 2009 @ Yasuko Hiraoka Myer Room

 2009年8月、日本は衆議院選挙がおこなわれ、約50年以上にわたる自民党政権から民主党への政権交代が起きた。その歴史的な政権交代の余波は世界中に届き、オーストラリアも例外ではない。鳩山政権が立ち上がり、これからの日本の政治を政治学から見る講義がメルボルン大学にて開催された。

  

 Arther Stockwin教授は日本政治学者として名声を得ており、2003年には母校Oxford大学にNissan Institute of Japanese studiesを創設している。また教授の研究および教鞭を通して、多くの名誉ある賞を受賞されている。

 講義のタイトル『Poritical Earthquake』にも表れているように、今回の政権交代がいかに海外においても大きな影響を与えているかが判る。本題に入る前に、教授はまず日本における‘地震’の意味、地震被害の事実や今後日本で大地震が起きることが予測されていることについて言及し、講義が始まった。

 終戦後の日本のアメリカ統治時代までさかのぼり、日本の政治体制の特徴や、今回の政権交代が起きた理由などを述べられた。講義内容からは、小泉政権が比較的高評価を得ていることが判る。また日本の政治の重要な特徴として、世襲制が多いということを挙げられた。現在の鳩山首相の親族も政治家であり、北方領土をめぐり、ロシアとの条約調印にサインをしたのは紛れもなく鳩山首相の祖父である。沖縄のアメリカ軍基地移転問題や、死刑の是非などにも触れ、オーストラリアから見た日本政治を判り易く解説された。


  

 オーストラリアは今回の政権交代に対してあまり好評ではないが、教授の見解では民主党政権が非常に大きなチャレンジをしようとしていることに対して期待を寄せているようだった。

 講義終了後は質疑応答時間となり、その中で憲法第9条や自衛隊についても触れるなど聴講者から多くの質問が寄せられた。2時間の講義ではあったが、日本政治を語りつくすには足りないほど。講義終了後も聴講者の間で話が盛り上がる場面も見受けられるほど、とても意義ある時間を共有できた。

◇Asialink
URL: http://www.asialink.unimelb.edu.au/

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