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世界が注目する日本人アーティスト集団

サムライ ドラム タオ メルボルン到着

(写真)西亜里沙さん

 

世界で最も注目を集めている日本人アーティスト集団、TAOのオーストラリアツアー, THE SAMURAI OF THE DRUMのメルボルン公演が6日からクラウンで行われている。


クラウンコンプレックス公式Web 



和太鼓グループTAO(タオ)は、1993年に世界に通じる音楽を目指して愛知県で結成された。1994年に拠点を九州に移し、阿蘇くじゅう国立公園の景勝の地にTAOの里を開設。
4万平米の広大な土地に宿舎、稽古道場、ホテル、ライブハウス、ゲストハウス、レストラン、バー,トレーニングジム、工房などを備えたエンターテイメントリゾートとなっている。TAOの里では国際的なイベントが開かれ、音楽家、芸術家、マスコミ、スポンサーなどネットワークを広げながらプロジェクトは常に進行している。 



TAOは、2つのチームに分かれて公演を行う。
今回、オーストラリアを訪問しているのは、主力のRED。
水藤義徳、西亜里沙、黒柳夏子、滝良平、岸野央明、河原シンゴ、森藤麻記、江良拓哉、原崎太郎、原口純一、佐藤和哉、
岩崎あすか、本田篤芳の13名の若いアーティストで構成されている。

TAOのメンバーは、音楽トレーニングの傍らで筋力トレーニングを生活の一環として取り入れており、
音楽家には稀な筋肉美を誇っている。
体力と筋力をベースにしたダンス系アートと日本の伝統的な音楽のバランスがTAOの魅力のひとつ。

本格的な海外ツアーは、2004年から始まった。
2008年ヨーロッパ、台湾、オーストラリア、
2009年ヨーロッパ、日本、北米
2010年1月26日から4月10日。北米長期ツアー。  北米ツアーでは圧倒的な支持を得た。
2010年6月現在TAOは3度目のオーストラリアツアーを行っている。

TOUR DATES:
7月2日‐3日 アデレード
7月6日‐11日 メルボルン
7月13日 - Canberra Theatre Centre
7月15日‐17日 - State Theatre, Sydney
7月20日 Civic Theatre Newcastle
7月23日- Gold Coast Arts Centre
7月24日- Concert Hall, Queensland Performing Arts Centre, Brisbane

メルボルンが最も長く6日間。 

TAOのパフォーマンスの素晴らしさの源泉は、世界的なレベルの組織力にあると云ってよい。
バランスの取れたプロデュースは長期的な段階を経て構築されたもの。
その背景には生活に溶け込んだ筋肉トレーニングや教育など総合的なシステムの存在が浮かび上がる。
厳しい練習と高い芸術レベル、日本の伝統的な音楽がマッチして作りだされた。

衣装、照明、舞台装置などのビジュアルは、圧倒的な素晴らしさで観客に訴えかける。
太鼓の力強い響きと繊細な横笛が観客席を席巻。
動と静、日本的の伝統的な感性に最新の近代舞台を融合させた素晴らしいエンターテイメントの登場だ。

これからのTAOの行方に注目したい。


Tao Entertainment
 

撮影データ Canon EOS 5D MarkⅡマニュアル露出 スポット測光 絞りF2.8 1/400秒 ISO感度 2500 露出補正 AWB JPG レンズ EF 70-200mm f/2.8L USM
(撮影:板屋雅博 2010年7月6日)

 

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