ジョージ上川・只野徳子合同ライブ
サケ!サケ!サケ!ブルース!!!
日本語 English
2010年8月12日掲載
メルボルンを中心に活動をしているジョージ上川(George kamikawa)さんと只野徳子さんの合同ライブが8月1日、メルボルン市内のバー、Bertha Brownで行われた。
ジョージさんは2001年に日本、ニュージーランドからオーストラリアに音楽活動の拠点を移し、メルボルンのバーやレストランでライブ活動、バスキング(路上ライブ)を続けている。2004年にはオーストラリア・カントリーミュージック・バスキング・チャンピオンシップで優勝している。
只野徳子さんは、以前GO豪メルボルンでもインタビューをさせていただいた、オーストラリア全土で演奏活動を行っている津軽三味線奏者。
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私が彼らの存在を知ったのは路上ライブ。フリンダース・ストリート・ステーション(Flinders Street Station)前に人だかりができており興味津々で覗いてみると、なんと日本人が演奏していた!
ジョージさんのギターと只野さんの三味線。異質の組み合わせだが、何故かそのユニークなハーモニーは、人を引き付ける力がある。路上ライブでここまで人を集めることのできるバンドは珍しい。演奏終了後、2人のアルバム「East West」 を購入する人の姿もたくさんあった。
路上で演奏を聴いてファンになったり、友達に勧められてライブのことを知ったりと、さまざまなルートを通じてたくさんの人がこの日Bertha Brownに集まった。日本人の姿もちらほらあったが、大半を地元のファンが占めていた。
演奏曲はほとんどが英語の歌詞だが、只野さんのソロの民謡など日本語の曲もあり、バラードからアップテンポの曲まで曲種も豊か。曲の間にはジョージさんが冗談を交えたトークで客を沸かせた。
ジョージさんのギター、ハーモニカの前奏が始まると、観客から自然に歓声がわいてくる。素早い指先の動きには驚嘆の声が上がった。
只野さんの三味線はとてもなつかしい感じがし、日本を思い出させる。日本人以外にもそれは通じるのか、地元ファンも感慨深い表情で民謡に聞き入っていた。
一番の盛り上がりは「酒ブルース」。
日本語の歌詞の意味が分からなくても音楽は世界共通。バーのオーナーから無料の酒が振舞われ、会場は一気に盛り上がりを増す。フロアはダンス・ホールへと早変わり。会場一体となり「サケ!サケ!」と熱唱。
こんなにも人を引き付け、楽しませてくれるこの2人。メルボルンで活躍する日本人として、今後も目が離せない!
ジョージ上川
HP: http://www.georgekamikawa.com/
Myspace: http://www.myspace.com/georgekamikawa
只野徳子
Myspace: http://www.myspace.com/norikotadano