和太鼓・尺八・三味線 日本の伝統音楽を満喫!
JCV 邦楽コンサート、あの只野徳子さんも出演
2012年7月6日掲載
7月1日に和太鼓や尺八など日本の伝統的な音楽を紹介するコンサートがAbbotsfordの教会で開かれました。
このコンサートはJCV(Japan Club of Victoria)が日本の音楽に親しんでもらおうと去年から開いていて今回で2回目の開催です。
会場のSt Philip Anglican Churchにはメルボルンに住む日本人のほかオーストラリア人などの邦楽ファンらおよそ100人が訪れました。
〈和太鼓りんどう・坂本さん〉
コンサートでは、メルボルンやブリスベンから邦楽グループ5組が参加しました。
まず、坂本敏範(さかもと・としのり)さんが15年ほど前にメルボルンで結成した太鼓集団「和太鼓りんどう」が演奏を披露しました。大きいもので直径が1メートルを超えるものなど大小さまざまな太鼓をメンバー15人が叩き、会場全体が揺れるほどの迫力ある音の響きに訪れた人たちは圧倒された様子で真剣に見つめていました。
また、紋付袴姿で登場したブリスベン在住の尺八奏者・中島蓉盟(なかじま・ようめい)さんや沖縄の弦楽器三線(さんしん)を弾きながら島唄を披露した3人組の「いちまでぃん」(沖縄のことばでいつまでも)、軽やかな笛と太鼓それに歌にあわせた振り付けで子供たちに人気を集めていた「笛福朗」(ふえふくろう)が次々に演奏しました。
〈尺八・中島さん〉 〈いちまでぃん〉 〈笛福朗〉
また、人気オーディション番組Australia’s Got Talentに出演し注目を集めている「George & Noriko」の津軽三味線奏者の只野徳子さん(ただの・のりこ)と只野さんが三味線を教えている生徒3人一緒に「津軽じょんがら節」などの民謡を披露しました。
〈只野さんと生徒さん〉
そして最後に、それぞれ5つのグループが順番に出演したり一緒に演奏したりするメドレー曲も行われ、会場は日本各地に伝わる打楽器や弦楽器、笛などさまざまな音色が重なり合い客席からは大きな拍手や声援が送られていました。
写真・文:Masatoshi Sato