テニス界におけるマナー・礼儀
更新日: 2012-06-19
ちゃお。６月も早くも半分が過ぎ、来週からはWimbledon。
ようやく自分の風邪も収まってきました。
この大切な時期に風邪をひいてる場合じゃないですね。
今は鼻水じゅるじゅるやってますが、体調はもう回復しましたよ。
明日は久々にテニスをしてきます！
体動くかしら？
さて、今週の話題は普段とは一味違う、テニスのマナーについて。
実は芝のシーズンが始まって、ロンドンで行われた試合の決勝が、選手の線審への暴力によって失格、試合終了となる騒ぎが起きました。
この試合は、第10シード、アルゼンチンのDavid Nalbandianと、第６シード、クロアチアのMarin Cilicの組み合わせでした。
結論から話しますと、線審に危害を加えたのはNalbandian。
7-6、3-3とセットではリードしていたNalbandianですが、第７ゲームでCilicにブレークポイントを握られ、リターンの切り返しを返そうとしたところアウトになり、その先にいた線審の椅子の前にある、スポンサーの囲いを蹴り上げたのです。
この板が線審の足にあたり負傷、流血し会場は騒然。
こちらがその動画。
http://www.youtube.com/watch?v=YQ2ssjDKWvk
ATPのルールでは、いかなる場合でも暴力は失格処分となります。
まあ相手と離れて戦うテニスで暴力沙汰はまず起きないのですが。
しかし、Nalbandianはもともと感情の起伏が激しい選手でしたが、ラケットを叩きつける程度、ここまで激高したのは初めて見ましたね。
世界ランキングも最高で３位まで行きましたし、2002年にはWimbledonで決勝まで進んでいます。
近年は怪我に泣かされ、ランキングも落としていますが、最近はまた調子を上げていたのですが。
そういえば、Australian OpenでもIsnerとの試合中に揉めて、トーナメントディレクターが出てくる場面がありましたね。
あの時は、チャレンジを使うタイミングがちょっと遅れたようで、主審ともめた程度ですが、今大会ほどの事をやってしまうと、もはや同情の余地なし。
僕がジュニアでやってた頃が一番成績が良くて、あのパワフルなバックハンドはカッコ良かったんだけどなあ。
好きだった選手にこういうことが起こるとショックですね。
６月のはじめかな？
テニスファンの書き込みが見れるTennis Forumというサイトに、日本の森田あゆみがITFのNottinghamの試合中に激高して終了したことが書いてありました。
日本も世界のメディアも取り上げていないので真偽のほどは不確かなので、不快な人は飛ばして読まないでください。
書き込みによると、ファイナルセットのタイブレークで4-5となったところで、ラケットを投げつけポイントを失い、4-6に。(ポイントを取られた以上、その前の段階から態度が悪かったのでしょう)
それに怒った森田は、ボールキッズから受け取ったボールをなんと、フェンスの外に打つという暴挙に。
これにより、主審から失格を言い渡され試合終了。
負けて退場する時も外にいたコーチにカバンを投げつけた様子。
Nottinghamの大会ってナショナルのコーチも帯同してるって聞いたような気がするのですが？
この書き込みが真実で失格になったのなら、罰金も発生するだろうし、下手したら出場停止の処分が下りてもおかしくないのですが、特になにもその後の続報が出てこないんですよね。
まあその次の週の大会には出ていたので、出場停止は免れたのでしょうけど。
テニスは、観客にもマナーが求められるほど、「礼儀」にうるさいスポーツなんですよ。
昔から、悪役や態度の悪い選手はたくさんいましたが、最終的に愛されるのはやはり、コート内外での態度が素晴らしい、紳士な選手。
現在で言えば、Roger Federerですね。
勝っても負けても、彼は大会関係者、スポンサー、観客、そして対戦相手への尊敬は忘れません。
ジュニアの選手もやはり態度の悪い選手は、大会側からマークされ、周りからも嫌われるもの。
小さいころからしっかり教育された選手は、人間的にもしっかり成長して、テニスでものにならなくても、次の人生で成功するだろうし、周りの助けなどは得られるのでないでしょうか？
どんなにテニスが上手くても態度が悪いと、アンチは出てくるもの。
Djokovicなんかは、ファンよりもアンチが多かったりします。
もちろん彼も、対戦相手への敬意はわすれませんが、試合の態度は決してほめられるものではありません。
French Openの決勝ではベンチをラケットで叩き壊す場面も見受けられました。
来週から行われるWimbledonは一番格式が高く、礼儀が重んじられる大会。
今回のNalbandianのような試合は見たくないですね。
今週はこの辺で。
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