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ナダルがシーズン最初のMastersを制す!

うにょ~ん。
先週から急に冷え込みましたね。3月前半は毎日30度超えで1月より暑い日が多かったですが、ここにきてのこの陽気、体調管理が難しいですね。テニスも同様ですよ。寒くなるとボールの飛びも悪くなります。ストリングを冬場は緩く張るなどの調整を行ってみると気持ちよくプレイが出来ますよ。よくストリング張り替えの目安として3ヶ月と言われるのは、シーズン毎の区切りのためなのです。メルボルン在住のこのコラムの読者でストリング張り替えを希望される方は僕に連絡をください。格安にて承りますよ。
raito.ray@hotmail.co.jp
こちらにご連絡ください。


さて、ということで今年最初のMasters 1000シリーズ初戦のインディアンウェルズは、怪我から復帰したNadalが早速のタイトルを手にしました!キャリア通算600勝という記念すべき勝利でもあります。
Nadal完全復活!!
と大きく書きたいのですが、残念ながら次のMiami Mastersは欠場を発表しました。まだまだハードコートシーズンをフルで戦う状態にはなっていないのでしょうか?Miamiが終わればFrench Openまではクレーシーズンが始まりますので、そちらに照準を合わせているのでしょうね。

決勝戦のハイライトはこちらから。




今回のIndian Wellsは見所満載でしたね。なんといっても久しぶりのFederer VS Nadal、通称Fedal Matchが見られました。
こちらがハイライト。




今回は準々決勝での顔合わせですが、この二人の過去28試合の組み合わせは、初対戦以外は全て準決勝か決勝。それだけお互いが近いランキングに居たのですね。お互い4位以上に居ましたからね。初対戦は2004年のMiami Mastersでした。来週から始まる大会ですからちょうど9年。その年のAustralian Open優勝後にFedererは世界ランキング1位になり、絶対王者として長らく君臨するわけですが、その地位を脅かす存在がMiamiの3回戦で対戦した当時17歳のNadalでした。この試合はハイライトでしか見ていませんが、ストレートでNadalの勝利。一躍Nadalの名前が世に知れ渡りました。翌年にNadalはFrench OpenでGS初タイトルを獲り、以降の活躍はもはや書く必要もない、今後テニスの歴史において語り継がれるFedalのライバル物語が始まったのです。

29試合目の今回は大方の予想はFedererでした。なんといってもNadalは怪我から復帰したて、ハードコートに出場すると明言したのも大会直前でした。それほど迷いがあったのでしょう。今大会を見ていても以前のNadalのように回り込みのフォアの攻めが減っていました。まだまだ本来のテニスには膝がついてこられないのでしょう。しかし一方のFedererも状態は良くない、前の試合で腰を痛めており特にNadal戦ではバックの精細に欠きました。NadalのFederer戦の展開はとにかくFedererのバックにボールを集める事。今回の試合ではこの戦略とFedererの不調が見事にはまりストレートでNadalの勝利となりました。

今大会の優勝により、Nadalはランキングも4位に戻りました。French Open前に4位に戻らないとドローが荒れると懸念されていましたけど、今後はクレーシーズンですし、おそらく落ちることはないでしょう。

ドローの反対側も見逃せません。決勝に勝ち進んだDel Potroは今大会素晴らしかったですね。Murray、Djokovicと1つのトーナメントでBIG 4を二人倒したのは初めてではないでしょうか?Del Potro VS Djokovicのスタッツを見ると、獲得ポイントは101対100、ブレークポイント獲得数は12対11と、それぞれDel Potroが1つ上回っている本当に僅差の試合でした。こういった状況でも勝ち上がるのがDjokovicですが、この試合のDel Potroは憑りつかれているようでした。ファイナルセットで先にブレークしてもすぐに追いつく集中力は素晴らしい。今年は十分期待できる選手ですね。現状でBIG 4に勝てそうなのは、Del Potro、Berdych、Tsongaあたりではないでしょうか。Ferrerも食らいつきますがどうしてもディフェンシブなテニスだけでは勝てませんね。下には勝ててもBIG 4には勝てない。2009年のUS OPENでタイトルを手にしたDel Potroは、当時はGSタイトルとともに手首の怪我もついてきたけど、今は心配がなくなって体もついてきているから、BIG 4に勝つ自信もあると話していましたね。GSのみならずMastersも最終戦直前のため出場辞退が多いパリを除き、過去2年間はBIG 4がチャンピオンを占めていました。それほど高い壁だったのですが、今年は他の選手に十分期待して良いでしょう。


見事復活を遂げたNadalの話題が独占していますが、BIG 4以外のトップ10の選手も着々と実力をつけその座を脅かそうとしています。まだまだMastersが始まったばかり、今後のタイトルの行方にも注目しましょう!


ほいだらの。

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