15歳の女子選手がCibulkovaに勝利
更新日: 2014-08-31
うにょ~ん。
US OPENが始まりまして、すでに1週間が経過しました。14時間の時差があるので、このコラムが掲載されるときにはまだ日曜日が残っていますが、1週間が経過しました。女子ではトップ16が決定、男子はトップハーフは3回戦が終了し、ボトムハーフの3回戦は日曜日に予定されています。
女子ですが、Halep、Kvitova、Radwanskaという2−4シードの選手がすでに敗退しています。SerenaやSharapova、そして今季大躍進のBouchardは勝ち残っています。また日本勢は残念ながら全滅、上位進出を期待された奈良は2回戦で敗れました。土居は過去2回決勝に進出した経験のあるAzarenkaにフルセットで敗れました。怪我明けあまり成績の良くないAzarenkaに付け入る隙がありましたが、チャンスを活かすことが出来ませんでした。
男子では出場が危ぶまれた錦織ですが絶好調。3試合ともストレートで勝利し初出場となった6年前と4回戦に、同世代のライバルで今年のWimbledonで敗れたRaonicと対戦します。DjokovicやFederer、Wawrinkaといった上位勢は概ね順調、第4シードのFerrerは日曜日に3回戦をSimonと戦います。
ここからは1週目に話題となった選手を紹介します。
Catherine Bellisというアメリカの18歳以下の大会を優勝しワイルドカードを手に本戦出場を果たした選手が、1回戦でなんと今年のAustralian Open準優勝のCibulkovaを破りました。Ciciのニックネームの彼女は、驚くことにまだ1999年生まれの15歳ということ。15歳での本戦勝利は、Anna Kournikova以来の快挙、懐かしい名前ですね。ジュニアランキングで2位の彼女はまだまだアマチュア、アマチュアの選手は一定額以上の賞金を獲得すると、アマチュア大会への参加ができなくなるため、今回の賞金約800万円は手にしないそうです。まだまだ15歳、大学進学を考えており大学の大会に興味があるため、まだプロ転向はしないそうです。15歳の若さながらしっかりしていますね。同じく15歳で脚光を浴びたKournikovaは美貌も兼ねて話題となり、実力より人気先行型となりバーンアウトし2003年、21歳以降大会に出場していません。こういったバーンアウトが女子では特に多かったため、現在は18歳以下の選手には大会数が限定されるため、アマチュアの選択も多いのではないでしょうか?
またこのコラムの読者にはお馴染みのオージー期待の星、Kyrgiosは先程行われた3回戦で昨年Federerを破りベスト8に進出したRobredoに敗れましたが、素晴らしいテニスを見せ、観客を惹きつける様は、若いころのAgassiのようとSky Sportsの解説者が例えるほどでした。1回戦ではYouzhny、2回戦ではSeppiと実力者を倒しての3回戦進出はさすがですね。ただ、4セットで終了した試合でしたが、日を跨いだ長い戦いを勝ち抜く体力はまだまだなく、足に痙攣が起きているようでした。今年のAustralian Openの2回戦でPaireとの試合でも痙攣が起きていましたから、まだまだ体力は発展途上ですね。しかし32歳の大ベテランRobredoは、2回戦がフルセットの試合にもかかわらずまだまだ元気いっぱい、Kyrgiosに前後左右に揺さぶられますが、持ち前の鉄壁のディフェンスでことごとく凌ぎました。この辺りに経験の差が出たのでしょう。
1週目の最後の日曜日にはFedererやDimitrov、Monfilsと言った実力者が登場します。ますます見逃せませんね。
ほいだらの。
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