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Kyrgiosの準優勝に思うこと

うにょ~ん。

 

オージー期待の星、Nick Kyrgiosがポルトガルで行われたクレーの250の大会で、Gasquetに破れ準優勝となりました。Australian OpenやWimbledonでのベスト8は偶然では無いのでしょうかね?ランキングも35位を記録しており、Madrid Mastersでの結果次第ではRoland Garrosのシードになる可能性も有りますね。先月末に20歳となった若武者ですが、昨年のRoland GarrosではRaonicに破れ初戦敗退でしたが、このままランキングが上がりシードになると3回戦まで上位に当たりませんから、さらにランキングを上げる可能性もあります。というか、昨年は主戦場がチャレンジャーでしたから、ツアーで勝つ度にガンガンポイントが入ってくる状態なので、結構上り詰める可能性はあるんですよね。

 

このKyrgios、個人的に言えば楽しみでは有りますが、好きかと聞かれると、、、答えに詰まりますね。コート上のふてぶてしい態度はあまり好感は持てません。やはりテニス選手には強さのみならず、華麗さ、立ち振舞などでも高貴さを求めてしまいます。それらを跳ね返すほど圧倒的な実力や裏付けされた実績があればいいのですが、例えばWimbledonやUS OPENを制した頃のHewittのようなタイプですね。今のKyrgiosと同じくらいの年齢の頃のHewittは自分への絶対的な自信や、最後まで諦めないで出来る事全てをやり尽くす姿勢は大好きでした。あんな体格に恵まれていない選手でも、圧倒的なフィジカルの強さを持った姿は、小学生の頃から今でも永遠のヒーローです。Nadalなんかも同じタイプですね。美しいと形容されるFedererの牙城を崩した10代の若者は、ノースリーブのシャツに膝下まで伸びているパンツを履いて、コートが小さいんじゃないかと錯覚するほど、どんなに走らされても追いつく脚力で魅了しました。

 

Kyrgiosは片鱗こそ見せていますが、まだまだ実績はありません。だからこそ、ここから活躍して欲しいですし、将来的に楽しみな逸材です。というより、選手寿命も長期化し、BIG 4の牙城は崩れてきていますが、まだまだ強さは健在です。まあKyrgiosはどちらかと言うと、錦織、Raonic、Dimitrov、Gulbis、Cilic、Del Potroといったメンツの更に下の世代ですから、今まだ爆発する必要は無いですし、爆発してバーンアウト しても楽しくないですしね。よく言われる、「失うものは無い」今の状態で、とにかくツアーを主戦場にし続けることが向こう3年最重要にすることでしょう。今季これだけの活躍を見せると、来年はポイントのディフェンドが重要になりますし、まだまだ怪我も多いですし。

今週のMadridマスターズでは1回戦は予選勝者ですが、2回戦でFedererと顔を合わせます。イスタンブールの250で優勝したFedererは、疲れも同じ、もはやクレーも苦手というわけでもありません。昨年はFedererに誘われクレーシーズン前のヒッティングパートナーに選ばれるなど、期待されているでしょう。この戦いが実現すれば必見ですね。

 

それでは今週はこのへんで。

 

ほいだらの。

 

 

 

 

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