美しくスマートに!お箸の使い方 Vol.1
その人を写すお箸のマナーをおさらい
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2012年5月7日掲載
和食を食べるときは必ずお箸を使います。日本ではお箸の持ち方次第で、その人の印象すら変わってしまうこともあります。
そこで改めてお箸のマナーについて振り返り、楽しくスマートに和食を味わってみませんか? カジュアルなパーティの席でもサラっと使いこなせると印象が良いですよね!
▲こんな食事の時にもお箸を颯爽と使いたいですね!
※以下はお箸を持つ手が右利きの場合のマナーに基づいています。
▲美しい使い方
美しくお箸を使いこなすには正しく持つこと。
持つ位置を真ん中より少し上辺りにするとバランスよく美しく見えます。下の箸を薬指と小指、上の箸を残りの3本の指で支えましょう。動かすのは上の箸だけ。こうすることで食べ物がつかみやすくなります。箸が交差したり、まとめて持ったりするのはみすぼらしい印象になります。また、爪もキレイに整えておくとさらに良い印象を与えます。
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▲お箸の取り上げ方
テーブルについてお箸を持ち上げるのにも正しい作法があります。お家では箸置きを使用することはあまりありませんが、使っていても正しく持ちあげている方は少ないでしょう。
■ 両手で取り上げる方法
基本は【三手】。「右・左・右」の順で取り上げましょう。
①右手で箸の中央辺りを上からつまんで取り上げる。
②左手を下から添え、右手を右端に滑らせるようにして移動する。
③右手を箸から滑らせるようにして下に移動して添えて、箸を正しい位置で持つ。
→ 箸を箸置きに置くときはこの逆。日ごろからシュミレーションしておくのもいいですよ。
■ 片手で取り上げる方法
日本ではお茶椀やお椀を手に持って食べる習慣があります。そうするとお椀や皿を持ったときには、両手でお箸を取り上げることができません。そこで、お椀やお皿を持ちながら、片手でお箸を取り上げるにもマナーがあります。
基本はお椀を片手に持ってからお箸を取り上げます。お椀は両手で持ち上げてから片手に持つとキレイに見えます。
①お椀を持ってから箸を持つ手をお椀から外し、お箸を取り上げる。
②器を盛った手の人差し指と中指で箸を挟む。
③箸を持つ手を下へ滑らすようにして回し、箸を持ち直す。
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▲割り箸の割り方
日本食レストランに行って外食する機会も多いオーストラリア。割りばしが提供され、それを使用して食べますが、割り箸の割り方にもマナーがあります。たかが割り箸ですが、マナー違反ではスマートではありません。
ポイントは【膝の上】で【上下に割る】こと。
また、木くずをとるためにこすり合わせる方も中にはいますが、これはみっともないですしマナー違反。どうしても気になるようなら手で取りましょう。
→ 外食先で「My箸」を持参するのもエコで素敵です。
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まずは、お箸をキレイに持つことから。ちょっとしたことですが、意外と人は見ているものです。お箸を上手に持って、楽しく食事をしてくださいね。
次回は、食事中のお箸マナーのおさらいです。