インタビューinterview

ファッションbeauty

メルボルンでファッションブランドを立ち上げた若き2人組!

LIC 友貴さん、直人さんインタビュー!Tシャツ プレゼントつき

2010年11月15日掲載

 

メルボルンでなにやら‘LIC’というファッションブランドを立ち上げた若き日本人2人組がいると聞きつけ、早速インタビューをさせていただきました。海外でビジネスを立ち上げるまでの経緯や苦労、ファッションへのこだわりについてなど、いろいろなお話をお聞きしました。


 

友貴さん(写真右)
LICディレクター
アパレル専門学校を卒業後、カナダへ留学。
帰国後はBROOKS BROTHERS JAPANで勤務。
2006年に渡豪し、2009年ファッションブランドLICを立ち上げる。

趣味は釣り、音楽、格闘技

直人さん(写真左)
LICデザイナー
アパレル専門学校を卒業、そしてカナダに留学。
帰国後日本でPRADA JAPANとDOLCE & GABBANAで勤務。
2009年渡豪、同時にファッションブランドLICを立ち上げに参加。

趣味はサーフィン、スケボー、釣り

 

LIC(Life Is Connected)
website; http://lifeisconnected.com/

商品取り扱い店舗
(Melbourne)
・Black Book Tees; 558 Chapel St, South Yarra (http://www.blackbooktees.com.au)
・LO-LIFE; Shop 1 Campbell Arcade Degraves st,Melbourne (http://www.lo-lifeskateboarding.blogspot.com )
・Saint Cloud; 73 Gertrude St, Fitzroy
・1st Product; Shop 1 Troubadour Centre 673 Glenferrie Rd, Hawthorn
(Sydney)
・Nitrogen; 6/197 Church St , Parrmatta NSW (http://www.nitrogenstreetwear.com/home )
 

 

--まずはLICがどんな組織なのか、簡単な紹介をお聞かせ下さい。

(直人さん、以下 直)Tシャツ、パンツ、キャップなどの男性向けストリート・ウェアのデザイン、製作をしています。現在はメルボルンに4店舗とシドニーに1店舗、セレクトショップにLICブランドの商品を置かせてもらっていて、またインターネット上での販売もしています。

   
 

--Life is connected (LIC) というのはとても深い言葉だと思いますが、どのような思いでこのブランド名をつけられたのでしょうか?

(友貴さん、以下 友)人生っていろんな場所で、いろんなことがあって、いろんな思いをして、でもそういう過去の経験すべてが今に繋がっているんですよね。例えば今の僕やナオトがアパレルの専門学校時代に出会ったことが2人でビジネスをしようという今に繋がっているわけで。世の中無駄なモノは何もないって言うか、全てに意味があって繋がっているんだなと感じたことがブランド名の由来ですね。


--ほんといい言葉ですよね。特にオーストラリアという日常から少し離れた場所にいると、そういった人生の不思議な縁、つながりのようなものを感じること、考えることが多い気がしますが?

(友)そうですよね。僕らでいうと自分たちが作ったTシャツを買って、着てくれている人達とも間接的だけど繋がっているわけで、悦びが何倍にも膨れ上がりますよね。これからもっともっとそういった繋がりを自分たちの表現=ファッションで創っていけたらいいですね。


--お二人に新たな繋がりをもたらしたLICですが、ブランド立ち上げのきっかけは何だったんですか?

友)18歳のときにナオトと2人でイギリスに行ったんですけど、その時に現地でショップを立ち上げたという日本人に出会ったんですよ。そこで純粋に、すごい!かっこいい!と憧れの念を抱いて、それがきっかけで自分もいつか絶対に海外で自分のお店を持ちたいと思うようになりました。
友)その時の僕早かったですよ。思い立ったが吉日で、帰国した翌日にジオスに行きましたよ。おかあちゃーん、英語を習いたいよーってね(笑)。
友)それまで全然英語とか勉強したことなかったのにね。
友)日本でも将来に繋げるためにアパレル業界でしばらく仕事をしていました。先に僕が仕事をやめメルボルンに来たのがちょうど2006年。それから準備期間を経て2009年の10月についにLICを立ち上げました。今年(2010年)に入ってからナオトも来豪し、本格的に活動し始めたのは今年の8月からですね。早速エキシビジョンセンターであったFashion Exposedというイベントにも出展しました。


--すごい!!10年越しの夢をかなえたということですね!?
(友)まあまだ夢の途中ですが(笑)
(直)まだまだだよね!まだまだ!


--2人のこだわりの結晶ともいえるLICブランドですが、その特徴とはなんですか?

(友)まずは生地にこだわり、しっかりとしたものを使っています。オーストラリアのTシャツの主流は、薄めの、一見襟元もゆるい生地が多いのですが、僕たちはこのしっかりとした生地の品質に自信を持っています。
(直)営業にいったときそういう(薄めの)生地のはないの?ってお店のオーナーに言われたこともあったよね。
(友)そうそう、そこにこだわってるのに(笑)。でも洋服に長く携わっている人だと生地の良さを分かってくれて、「この生地どこから仕入れたの?」って驚いて聞いてくれたりもします。
 

--確かに、こちらのTシャツは薄手の生地のものが多いですね。洗濯したらすぐのびのびになってしまう感じの…。

(友)そうなんですよね。なので僕らはこの生地で勝負していきます。
(直)もちろんデザイン、シルエットにもこだわりをもっています。ロゴTなどデザインがシンプルなものには水色地に茶色、茶色地にピンクなど、奇抜な配色を取り入れています。生地に対してもですが、LICのPROOF OF EXISTENCE (存在の証明)をコンセプトにデザインを考え、他に無い特有な商品を提供しています。

          

--お話を聞く限りでは10年来の夢を叶え順風満帆に感じますが、実際にビジネスをスタートさせて苦労されている点などはありますか?

(直)全然順風満帆じゃないですよ!!基本的に全部苦労してます(笑)。
(友)特に営業。基本的にお店に飛び込みで行って、自分たちの商品を置いてくれるように頼みます。けっこう話は聞いてくれるんですが、そこからお金を払って商品を買うというところまでなかなか進まないんです。やっぱり営業も人間関係が大切だと思うんで、納期を守ったり品質管理をきちんとしたりして、お店との信頼関係をこれから作っていかなきゃならないですね。
あとは、タグ1つにしても多数ある業者の中から1つを選ばなければならず、その選択がすごく難しいですね。
(直)1つの業者がいいと思って決めたら、こっちのほうが安くて物も良かった、などということがあったりして。そこらへんはまだ手探りの状況ですね。
(友)Tシャツ1つ作るにしても、生地、タグ、値札、シャツを入れる袋、と色々な業者が関わってくるんですよ。なので取引先の数はまだ立ち上げて間もないのにすごいことになっています。


--色んな方の関わり合いがあって1枚のTシャツが出来上がるんですね。では逆に2人にとってのビジネスを通じた喜びとはどういったところにありますか?

(友)やっぱりお店のオーナーさんやお客さんが僕たちの作った商品を、お金を出して買ってくれるというところにすごい喜びを感じます。日本人経営のお店ではなく地元のお店を相手にし、オーストラリアで対等に勝負して、自分たちのデザインしたものが認めてもらえる。その時は、自分がやってきたことは間違ってなかったんだなって思えて本当に嬉しいですね。
(直)最初に売れたときは涙ぐみましたよ。今シティとかで僕たちのTシャツをきてる人とか見たら、マジ泣いちゃいますね。
(友)1泊2日でシドニーに弾丸営業にも行きました。2日間だけでしたが、1件のお店が商品を置いてくれることになったんですよ。
(直)そこのお店ではLICのコーナーを作ってくれて。嬉しかったですね。
(友)あとはこうやって(インタビューなどを通じて)いろんな人と出会えることも、この仕事をしていて楽しいことの1つです。
 

--LICのメインマーケットとなるメルボルンのファッションについてはどう思いますか?

(友)みんな流行っているものしか着てない気がしますね。なんだか前衛的なのか保守的なのかよく分からない感じがします。そんなんじゃつまらないと思うんですよね。LICの商品を通じて、着こなし方の提案や新しいおしゃれの仕方をメルボルンに広げていきたいです。オーストラリアのファッションシーンに変革を興したいですね。
 

--着こなしの提案とありましたが、2人がおススメするLICの着こなし方というのはありますか?

(友)デザインのラインナップも豊富なのでいろんなシーンに対応できると思います。
普段使いでTシャツの下に長袖を着て、シンプルにジーパンと着たり、パイナップルのデザインのTシャツだったら短パンと合わせて海沿いで着たりとか。
 

--そうやって考えていくとお洒落が楽しくなっていきそうですね!
--聞けば聞くほど将来が楽しみなLICですが、今後の目標は何ですか?


LICのお店を持つことです!でもまずはこれまで通りコツコツと1店舗1店舗、着実に自分たちの商品を置いてくれる店を少しずつ増やしていくことですね。ここに集中していきたいと思っています。


--それでは最後に、将来世界を舞台に活躍したいと考えている日本の若者へメッセージを下さい。

(友)アドバイスなんてできる身分じゃないですよ!一緒に頑張りましょうって言う感じです(笑)
敢えて言うならば、僕らは安定を特に求めていないんです。失敗しても一生懸命やったら何かは絶対残る。そしたらそれを糧にして次に進んで行けばいいと考えています。
だから、何かに迷ってる時は自分が本当に何がやりたいか、何が欲しいかを本気で考えることです。そうすれば自然に何をすればいいか見えてくる。それだけです。


--いろいろ興味深いお話、ありがとうございました。

 


ここで!このインタビュー記事を読んで下さった皆様にLICさんからスペシャルなプレゼントが!!
抽選で5名様にLIC Tシャツをプレゼント!

応募は「以下のLIC Tシャツのシリーズからあなたの好きなデザインをお1つお教えいただき(※回答例 A)」、

「氏名、電話番号、商品Pick up日時(11月29日以降)」を記述の上、LICプレゼント係までメール(info@gogomelbourne.com.au)をお送り下さい。
 

※商品の引き換えは当選メールをご持参の上、GO豪メルボルンオフィスへお越しいただける方に限ります。
応募期間は11月15日~11月28日となります。皆様からのご応募お待ちしております!!

A

B

C
       
D

E
  
F
  
 

■GO豪メルボルン オフィス
Suite4 Level 5, 258 Lt. Bourke St, Melbourne, VIC 3000

Tel:+61.3.9639.5051

関連記事

最新記事