マジシャン☆John Fungインタビュー
マジックがあれば言葉はいらない。華麗な技で人々を魅了!
2011年7月10日掲載
7月4日(月)から16日(土)まで開催中の【メルボルン・マジック・フェスティバル】にて、華麗なマジックを“見せて”“教えて”くれるマジシャン John Fung にインタビュー!!!!!
マジシャンになったきっかけを教えてください。
子どもの頃、父親が連れて行ってくれたショーを見て、心から感動したことです。
それから興味を持ち始め、大学の頃はマジッククラブを開いたり、今はプロとしてレストランや会社やプライベートパーティーなどでやっています。
マジックは、どうやって勉強したのですか?
独学です。
特に学校とかには行ってないです。本を読んだり、DVDを見たりして学びました。
すごいですね!Johnさんのマジックについて、もっと詳しく教えてください!
ぼくのマジックは・・・“Sleight of Hands”
この意味は、特別なものはいらない、身近にあるものと手だけを使って、すごいマジックができる!ということ。
なるほど。今回【メルボルン・マジック・フェスティバル】では、マジックを“見せて”“教えて”くれますが、なぜ“教える”なのでしょうか?
マジックを始めた頃は、“見せる”だけだったけれど、大学のときにマジッククラブで人に教えた経験から、それも楽しいことに気づきました。
シャイな人もいるけれど、マジックはそういう人に自信を与えられると思うし、強くすると思います。
ぼく自身、みんなが喜んだり、感動したりする姿を見るのがとても幸せなことに感じているので、多くの人にそれを感じてもらいたくて、教えることも始めました。
どんなマジックを教えるのでしょうか?
シンプルでいてインパクトのあるマジックです。
例えば・・・
John:「コイン持ってる?」
<カバンの中から財布を探す私・・・>
John:「ううん、いらないよ。ここにあるから!」
・・・なんと私の襟元から、コインが!
突然マジックを披露し驚かしてくれたJohnさん。その後も、いろいろな所からコインを出したり、私のペンを隠したり、テーブルの上にあるものを使って、さまざまなマジックを披露してくれた。
・・・目が離せない!
そう、だから、おもしろいんですよね!
ぼくのマジックはいつでもどこでも、なんでも使ってできるから・・・おもしろいでしょ!
ぼくのマジックを覚えた人が、家族や友達、彼氏や彼女・・・たくさんの人を楽しませてくれると、とてもうれしいです。
マジックはみんなを幸せにできると信じてます。
他にはどんなマジックがありますか?
マジックには2種類あって、観客との距離が近いクロースアップマジックとステージマジックがあります。
ぼくは両方好きだけど、クロースアップマジックでは、読心術が好きです。
人の考えていることが分かってしまう。ちょっとコワイけれど、おもしろいですよ。
ステージでは、アップテンポでノリノリな音楽に合わせて演じます。
どちらも、とてもおもしろいです。
オーストラリアをはじめ、故郷である香港、日本でも・・・とても幅広くご活躍されていますね!
はい、今はマジシャンとして、オーストラリアだけでなく、日本や香港にも行きます。
少し前に香港へ、たくさんのマジシャンが出演するTV番組に出るために帰りました。
行ったり来たり、忙しいけれどとっても楽しいです!
この【メルボルン・マジック・フェスティバル】が終わった後、日本へ行きますよ。
ある病院の院長が、ぼくのマジックを気に入ってくれて、彼のプライベートパーティーに招待されています。
彼はぼくの生徒でもあるんです!
日本に帰ることが、とても楽しみで、今からわくわくしています。
日本・オーストラリア・香港・・・マジックをする上で、なにか違いはありますか?
お客さんのリアクションは、どの国でも“very happy”!
日本では、すごく驚いてくれます。
オーストラリアでは、すごく喜んでくれます。
こういったお客さんのリアクションは、ぼくのモチベーションにつながるので、とてもうれしいです。
でも香港のお客さんは、ちょっと考えすぎる気がしますね(笑)
「なんで?」「どうやって?」とか、タネを知りたがります。
でも、マジックはただ楽しんでくれるだけでいいんです! Don't think!
でも、なぜ日本なのでしょうか?
ぼくは、ただ、日本が好きなんです。日本の人々はフレンドリーだし、文化も好きです。
10歳のとき初めて日本へ行って、それからアニメや漫画、日本の音楽や映画もよく見るようになりました。
そういったことから、マジックのインスピレーションを受けることもありますよ!
それと、日本人は仕事では厳しくしっかりしているけど、プライベートでは一緒にいてとても楽しいです。
居酒屋にも行きますよ!
“飲ミニケーション”!!
そう、それ!その言葉好きです!(笑)
日本のお友達もJohnさんのマジックが好きですか?
はい、彼らも好きなんですが・・・はじめは「すごい!」って言ってくれますけど、途中から、「もういいよ!飽きた飽きた!」って言われます(笑)
それと、もうひとつ日本が好きな理由があります。
大震災があったとき、ぼくは電車の中にいました。
はじめはなにが起きたか分からなかったけれど、少したってから大きな地震があったことが分かりました。
電車が動かなくなり、周りも暗いし、どうやって帰ろうか・・・と途方に暮れ、結局歩いて帰ることにしました。でも、暗いから方向も分からないし、道に迷ってしまいました。
近くを通りかかった学生さんに聞いたら、「そこまでは遠いですよ。でも私の職場の近くだから」と言って、スクーターに乗せてくれました。
日本人はとてもやさしいです。
あの時、みんながパニックだったけれど、それでもみんな、お互いに助けようとしていたから。
最後に、今後の夢や目標はありますか?
夢は、もっとマジックで有名になって、ラスベガスでショーをする事です。
それと、もっと多くの人にマジックを教えたいです。
自信を与えたり、もっとみんなをマジックでハッピーにしたいと思っています。
ありがとうございます!
【メルボルン・マジック・フェスティバル】でのショーとマジック教室、楽しみにしています!
□The Street Magic Workshop (Learn from the expert!)
7月10日(日) 7:00pm~
7月11日(月) 4:00pm~
Adults : $20 Concession : $18
チケット予約はこちらから
□MAGIC:IMPOSSIBLE
7月16日(土) 9:00pm~
Adults : $20 Concession : $16
チケット予約はこちらから
場所:Northcote Town Hall, 189 High St, Northcote
コメント- NINJA magic!! マーク糸原 (2011-07-17)
- 昨日ショーを拝見しました
満席で立ち見客もたくさんいました
ショーはとってもエキサイト! 興奮のステージ 楽しかったぁ~!!
是非また見たくなるショーです ステージ後一緒に写真撮ってくれて嬉しかったです 是非今度は日本で会いましょう~(^^)/
- NINJA MAGIC! マーク糸原 (2011-07-11)
- 僕も親しくさせてもらいました とっても素敵な方です マジックもうまいけど 日本語がうまくて 最初僕は日本人だとばかり思っていましたよ(^^)
香港出身なんですね 今度会えたら 広東語で声かけてみます(^^)/
これからもがんばってください!!
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