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4bonjour’s parties ボーカル 灰谷 歩さん インタビュー

AUSツアー真っ最中!メルボルンでのライブも期待大!

2009年2月16日掲載
 


【4bonjour’s parties(フォー・ボンジュールズ・パーティーズ)】
 宅録の閉鎖的なイメージを開放するというコンセプトのもと、 自由で良質な音楽を追求する室内開放音楽集団。2000年から活動スタート。主に作曲を手がける植野と灰谷の楽曲を素材に、ヴィブラフォンや、フルート、トランペット、クラリネット、トロンボーン、ラップトップなど様々な楽器と男女混声のハーモニーが、オーガニックでエレクトロなサウンドを作り出す。当初は映像とリンクしたインストゥルメンタルが中心だったが、ボーカル・フルート奏者の鹿野の加入により歌を中心とした楽曲にシフト。2006年にトランペット・トロンボーン奏者の浜田が加入し、7人のラインナップに。3枚の自主制作音源の制作や、都内ライヴハウス活動を経て、2005年秋には初のオーストラリア・ツアーを成功させる。

 2月18日、オーストラリア・パースを皮切りにHer Space Holidayとのライヴツアーがスタートする4bonjour’s parties。2月20日にはメルボルン“Northcote Social Club”でライヴを行う。今日はリハーサル前のお忙しい中ボーカルの灰谷歩さんに来て頂き、面白いお話を色々と伺うことができた。朝早くからのインタビューだったが、終始笑顔で受けてくれていたのが印象的だった。
 

インタビュアー:平塚 敦子

 

 

--4bonjour’s partiesの結成はいつ頃ですか?そして結成のいきさつなど聞かせて下さい。

元々は専門学校の同級生で、2000年に僕を含めたメンバー5人で結成しました。それから2~3年ごとに徐々にメンバーが増えていって。もちろん楽器ができる子が入ってきたんだけれど活動していくうちに、トランペットの音もほしいね、とかクラリネットの音もほしいね、これ入れたら面白いんじゃない?ってなって…。じゃあ誰ができる?お前やれよ~(笑)というノリで、できなかった楽器も取り入れるようになったんです。僕もクラリネット全くできなかったけれど担当することになって。…ちなみに今でも吹けないですけど(笑)。

 

--“室内開放音楽集団”というコンセプトで活動しておられますが、この意味とは何ですか?ここは大事にして活動しているなどあります?

室内開放音楽集団って無理やり作った言葉なんですけど、結成当時からもちろんスタジオで練習したりライヴで演奏したりもしていましたが、自宅でその辺にある楽器をガチャガチャやってるのが一番自分達っぽいね、って言う話になって。そのリラックスした雰囲気がライヴでも出せればいいのにねって意味で当時作ったんです。大事にしているのはやっぱり‘自由’かな?でも何でも自由じゃダメですよね。個性の強い7人がいるから、それぞれの意見をまとめなきゃいけないところもあるし。
あと英語のサウンドが好きで、歌詞は英語ですね。日本語で絶対書かないと決めてるわけじゃないけど、日本語で書くとイメージが具体的に伝わり過ぎてしまうところがあるじゃないですか?英語って何となくぼやけていて、こんな取り方もできるしあんな取り方もできる、とイメージの幅が広がるような気がするから、聴き手には感じたまま自由に受け取ってほしいですね。

 

--2007年に発売されたファーストアルバム‘PIGMENTS DRIFT DOWN TO THE BROOK’の中の‘SATELLITE’のPVがとても温かくかわいくて個人的に好きです。CDジャケットやホームページのイメージも統一されていますが、同じデザイナーさんが手掛けているんですか?

メンバーの女の子達がこんな世界観がいいよね、って大体イメージを決めています。デザイナーさんはそれぞれ違うんですけれど、メンバーの浜田が作ったメルヘンチックなホームページがベースにあって、ジャケットやPVも合わせて作ってもらっているんです。

 


 

--さて、2005年にはオーストラリアツアーを行われたそうですが、なぜオーストラリアでやろうと?きっかけなど教えて下さい。

オーストラリアに住んでいた知人が、オーストラリアでライヴをやってみない?やりたいならブッキングを手伝ってあげるよ、と言ってくれたことがきっかけです。彼は社交辞令だったのかもしれないけど、僕らはやりたい!!とイメージが固まって強引に来た感じかな(笑)。これが僕らの初の海外ツアーでした。

 

--その時のメルボルンのイメージってどんな感じでした?

オーストラリアって観光のイメージがあるじゃないですか。コアラとかカンガルーとか…。でも来てみたらかっこいい!外国っぽいな~!って思いましたね。ライヴができるところもたくさんあって、メルボルンはインディーズシーンも盛んなんだと感じました。

 

--それから今まで、海外ではどこでライヴを行ってきたんですか?お客さんの反応は国によって違ったりします?

昨年夏、今回一緒にツアーを周るHer Space Holidayと一緒に、台湾の‘Formoz Festival’と言う野外フェスティバルに参加しました。お客さんの反応はやっぱり国によって違いますね。フェスティバルと言うこともあってか、台湾はノリが良かった。逆にのせられる感じ。オーストラリアのお客さんはもっと自由に観てるんですよね。飲みながら良ければ観て、踊れそうな曲がきたら踊って…、反応が素直。日本では僕らのライヴを観たい人が来てることが多いから、ちょっと硬い感じで構えて観てる人が多いかも。個人的にはオーストラリアみたいにゆったり観ていてくれる方が好きだけど、まぁ日本人だからしょうがないですよね(笑)。

 

--今後のバンドの目標を聞かせて下さい。

他のメンバーはどう思っているかわからないけれど、個人的には海外をもっと視野に入れて活動したいです。ヨーロッパとかアメリカとか周れたらいいですね…。

 

--最後にライヴの意気込み、そしてメルボルンに住んでいる日本人へメッセージをお願いします!

2005年の時はあまり日本人の方がいなかったけれど、今回はライヴで会えると嬉しいなって思います。一言メッセージ!?うらやましい…、うらやましいの一言です!!最初にメルボルン来てからここが大好きになって、ワーキングホリデーとか留学なども興味あるので今考え中。というか、来ちゃうかもしれないですね(笑)。

4bonjour’s parties Myspace
http://jp.myspace.com/4bonjoursparties

4bonjour’s partiesオフィシャルホームページ
http://www.lostinfound.com/4bon/

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