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シルクドソレイユ特別インタビュー!プレゼント情報あり。

1月17日よりシルクドソレイユの“オヴォ(OVO)”がやってくる

2012年12月23日掲載

9月のブリスベン、シドニー公演、また12月のアデレード公演を経て、いよいよ2013年1月17日よりシルクドソレイユ(Cirque du Soleil)の“オヴォ(OVO)”がメルボルンにやってきます! 近年では日本で公演された“KooZA”が記憶に新しいシルクドソレイユですが、これまでに体感したことのない方はぜひこの機会に足を運んでみてください!

シルクドソレイユは1984年カナダのケベック州で、創立者であるギーラルベルテと20人のストリートパフォーマーによってスタートした新エンターテインメント集団です。

これまでの動物や火を使った伝統様式である“サーカス”の次元を超え、大道芸、オペラ、ジャグリングや人間の体を使った表現に重きを置いたヌーヴォシルク(新サーカス)というスタイルを確立した興味深いエンターテイメントとして世界中から注目を集めています。
これまでの公演をすべて合わせると現在までに300都市、合計で1億人以上もの観客に驚きと感動をあたえてきました。

現在はモントリオールに本部が置かれ、当初73人だった従業員は5,000人になり、そのうち1,300人は50カ国以上から集まったアーティストたち。
そのため約25ヶ国語以上の言語が使用されていますが、当然のことながら共通言語は英語のため英語を母国語としないパフォーマーは日々のトレーニングに加え、週5回英語のレッスンを受けパフォーマーやスタッフとのコミュニケーションに支障がないよう猛勉強するそうです。

一度公演がスタートすると同国に1年ほど滞在することもあるという、、、

そんな

Cirque du Soleil “OVO”

OVOはこれまでカナダ、メキシコ、アメリカ、そしてオーストラリアの20以上の都市で開催され、約150万人の人々がこの公演を見ました。
脚本、監督はブラジル人のDeborah Cocker、

OVOという言葉はポルトガル語で卵という意味があります。
その生き物の誕生とライフサイクルを象徴した卵が中心となり、カラフルな虫たちの生態系を表現しています。
仕事、遊び、食事、喧嘩、そして恋に落ちたりと、私たち人間世界と重ね合わせてみてしまうようなストーリー性の高い作品となっています。

 

個性溢れるキャラクターたち


 

ダイナミックで美しいアクションの数々

 

そして今回はなんとOVOのディレクターであるJen Benderさんと、パフォーマーの一人であるLee BrearleyさんにOVOに参加するまでのバックグラウンドや、ショーの裏側についてお話をお伺いすることができました!


左:パフォーマー Lee Brearley (イギリス出身) 右:ディレクターJen Bender (アメリカ出身)

 

Q:メルボルンは好きですか?どこかお気に入りの場所を見つけましたか?

Jen:実はたった6時間前に到着したばかりでまだタクシーから見える景色しか楽しめていません。今回メルボルンに来たのは初めてなのでとても楽しみです。

Lee:僕もメルボルンは初めて来ました。そして昨晩到着したばかりなので、これからこの街に住むことをとても楽しみにしています。

Q:OVOはカナダやアメリカでも公演されていますが、ひとつの公演はすべて同じ出演者、同じスタッフ、同じ公演内容で行われるのですか?

Jen:基本的にすべて同じです。もちろん故障などによる人の入れ替えはありますが、世界中どこで見ても同じショーを提供できるようにしています。

Lee:そうですね、例えば今回僕はすべてのOVOに出演していて、毎回同じクオリティーのショーを見せれるように日々努力しています。

 

 

Q:今回OVOには日本人パフォーマーが参加していますか?

Lee:ヒロノリ タニグチ(谷口博教)というパフォーマーが参加しています。しかし残念ながら直前に肩を故障してメルボルン公演には参加しません。恐らく4月に予定しているパース公演には戻れるでしょう。
そして今回OVOには参加していませんが他にRyo Yabe(矢部亮)というパフォーマーもいて、彼はディアボロの世界的名手でとても良いパフォーマーです。何度か共にステージに立ちました。

Q:50カ国以上の国籍で構成されている出演者たちですが、どこの国の人が多いですか?

Jen:ロシア人が一番多いです。なぜならロシアでアクロバットやパフォーミングアートはとてもポプラーなスポーツだからでしょう。また中国も同じように多くの高いスキルを持ったパフォーマーが多くいます。

Q:さまざまな国のパフォーマーが共演する中で言語の壁はないのでしょうか?

Lee:もちろんあります。例えばヒロノリと初めて会った時、彼はまったく英語が話せませんでした。しかしその後、生活を共にする中で彼の英語は飛躍的に伸び今ではとてもクリアに問題なくコミュニケーションが取れるようになりました。

Jen:必要な場合は専用の通訳をつけます。しかし英語を母国語としないパフォーマーたちは週に5回英語のレッスンを受けてもらい、共演者たちとのコミュニケーションに問題がないようにします。ある人は3カ国、4カ国語話せますし、ある人は英語でのコミュニケーションにとても苦労します。
ただし、パフォーマーを選出する際に英語レベルはまったく関係ありません、その人自身のパフォーミングスキルと性格を重視します。

 

 

Q:今度はJenさん自身についてお伺いします。どのような経緯で今のディレクターというお仕事に就いたのですか?

Jen:私はオハイオの出身で、元々アートが好きだった両親の影響もありNorthwestern Universityで映画、ステージディレクターについて学びました。

Q:今までで一番思い出深い仕事は何ですか?

Jen:どれも思い出深く忘れがたいですが、ひとつ上げるなら”レント”(1996年にアメリカのブロードウェイで初公演を行ってから連続上演5140回という歴代7位の記録を残すロングランミュージカル)でしょう。
美しいストーリーととても大事なメッセージが含まれたミュージカルです。

Q:これまでに影響を受けた人物は誰ですか?

Jen:ブロードウェイでライオンキングを担当したディレクターです。
私はその後自身でライオンキングのディレクターを担当したこともあり、とても感慨深い出会いでした。
しかしこの仕事をする上で多くのいい出会いがあります。そしてそれは全ていつも私の仕事に影響を与えてくれます。

Q:今度はLeeさんにお伺いします。パフォーマーは衣装変え、またメイクアップまですべてパフォーマー自身で行わなければいけないと聞きましたが本当でしょうか?

Lee:はい本当です。とても多くの出演者がいるため各自が自分自身で準備しなければいけません。メイクアップに関しては毎回同じメイクアップにするため参考の写真を見ながら各工程を進めていきます。ステップ1はここに白いラインを入れて、ステップ2はおでこの真ん中に赤いスポット、、という風にひとつひとつ順番に行います。
今回の役ではおよそ20分でメイクが完成しますが、サルティンバンコの時はたくさんのラインやカラーを使用したため毎回1時間半ほどかかりました。

Q:常にさまざまな国に滞在する上でどのように体調管理をしていますか?

Lee:僕はとくに食事に特別なこだわりがあるわけではないので、それほど問題はありません。
しかしもちろん中には食事に制限のある人や、配慮が必要な場合もありますが、いつも滞在場所には素晴らしい食堂が用意されていて温かくバラエティーに富んだ食事を楽しむことができます。ベジタリアンフードももちろんありますよ。

Q:最後にこの記事を読んでいる日本のみなさんへ一言お願いします。

Jen & Lee今回メルボルンで皆さんをお会いできることをとても楽しみにしています。ドックランドで会いましょう!

 

Photo and Text by Noe Fujimoto



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2013年1月22日、20時開演 ペアチケット(日付の変更は出来ません。ご了承ください)
 

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★質問★
1、あなたのおススメのお店を教えてください。
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◆応募受付期間◆


2013年1月6日締切り 

※当選発表は1月7日(月)までに当選メールの返信をもって代えさせて頂きます。


CIRQUE DU SOLEIL,  OVO in Melbourne

日程:2013年1月13日〜3月24日まで開催
場所:Under the Big Top at The Docklands, 473 Docklands Drive, Docklands

 

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