インタビューinterview

LEAP MELBOURNEleap

新シリーズ始動!【LEAP MELBOURNE】Nozomu Ishikura

冒険者達から「これから」を目指す人へのメッセージ。

2012年1月12日掲載
 

これからメルボルンへ来る若者・学生達へ、

一足早くその地で頑張っている皆からの熱いメッセージ。

 

このシリーズは、さまざまな目的や目標を持って学び・仕事に取り組んでいる人たちの経験談を広めることで、読者の方たちの刺激や発見になればという思いから始まった。

「Leap Melbourne」

このタイトルには、メルボルンで過ごす時間をさらなる跳躍につなげてほしいという気持ちが込められている。

 

 

 

Nozomu Ishikura
2008年カナダのカルガリーに語学留学し、一年半を過ごす。2010年ワーキングホリデー・ビザを取得して渡豪。レストラン、日用品店、農場での収穫業務などさまざまな仕事を経験する。

 

おもしろいことをしたい

 あるときふと、「人生がおもしろくないな」と思った。「おもしろいことをしたい、自分が得意なことを見つけたい」と思った。考えていくうちに中学校のときに英語が好きだったことを思い出して「じゃあ英語をとことんやってやろう」と。さっそく日本で英会話学校に通ったけど全然伸びず。先生に相談したら「海外に行ってみたら」と背中を押してもらえて、カナダのカルガリーに留学することを決めた。
 
 語学学校で勉強をはじめた頃は、思っていたよりぜんぜん英語がしゃべれず愕然とした。口から出るのは「イエス、ノー、メイビー」くらい。まわりの人とのコミュニケーションが取れなくてきつかった。落ち込んで学校を数日さぼったりもした。でもここで負けたらだめ、やっぱりハングリー精神でがんばるしかないと思って毎日授業が終わってから夜まで図書館で勉強したね。あきらめて帰国するなんて絶対に嫌だったから踏ん張ったよ。

 

納得がいくまで極めたい

 なんとか英語を上達してやろうと思って、自習するときにはいろんな勉強法を試したね。人それぞれ性格が違うのと同じでその人に合う勉強法もそれぞれ。誰かが「いいよ」って言ったものにとらわれずになんでも試してみるのがいい。最近は自分の興味と関連させて勉強するようにしてる。サッカーが好きだからサッカー関連の記事を英語で読んだり、あとはえっちな事に関連付けて難しい単語を覚えたりとか。やっぱり興味があることじゃないと人は学ばない(笑)。

 今はカナダにいた頃よりも断然英語ができるようになったし、人としゃべるのが好きな性格を活かして次はもっと英語を使える仕事がしたい。海外にいるメインの目的は語学力を磨くことだから。その先はまだ決めてないけど、日本にはまだ帰らないつもり。自分の英語力が「ここ」と思えるところに到達するまでは帰りたくない。

 子どもの頃にバスケ、野球、サッカー、柔道といろんなことに挑戦したけど、どれも一年くらいでやめてしまって、ひとつのことを極めたことがなかった。だからこの英語だけは絶対にあきらめたくない。自分に自信が持てるようになるまでやりたい。そうしてなにかをやり遂げたら自分が変われると思う。

 

比べずに受け入れることが大切

 海外に出ることを考えている人に言いたいことは、「とりあえず、きてみな」ってこと。その歳で海外にきて損なんて絶対に無い。リスクがない。アドバンテージしかない。長い人生の内の一年やそこらでこれから何十年と続く人生がガラッと変わるかもしれない。わくわくするよね。

 それから、もう海外にいる人に伝えたいことは、「自分がいる国と日本を比べすぎるな」ってことかな。国と国を比べると、両方の嫌なところに気持ちがいって、文句が増えてしまう。そんなのはもったいない。良いところも悪いところも比べずに受け入れる。俺はそういう気持ちで生活するようにしてる。

 

Interview & Photography by Ryo
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