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めるてん!~メルボルン10年ウォッチング~melten

とらむ

10・25日のお楽しみ! 今回のお題は

2019年11月10日掲載

 

 

めるてん!28 とらむ

以前日本で「電車の運転手が運転中熱中症で病院に運ばれた」というニュースがありましたが、体調を崩した理由は「乗客の目を気にして水分補給ができなかったから」というもの。
ちなみにその後の運転手への熱中症対応策は「停車中なら水分補給可(お客様が不快にならない程度に)」というものだったので、こちらの運転手たちのフリーダムさに慣れきってた私には衝撃でした…

メルボルンに来て最初の頃こそ、折り返し運転の隙にコーヒーを買いに走る運転手とかを見て、いちいち「そんなのあり⁉︎」と思ったものでしたが、バスの運転手がバス停以外の場所に停めて郵便ポストに郵便物出したり、結構な音量でラジオかけたりしてるフリーダム具合に遭遇しているうちに、「仕事さえちゃんとしてれば(それもオージー基準で)あとはなんでもOK!」という現地感覚に徐々に慣れっこに。

こと水分補給に関しては、こっちの人は老若男女常にマイボトルでがんがん水を飲んでいるので(時々1.5Lのペットボトルを小脇に抱えている猛者も)、それを変に思ったり、まして「不快に感じる」なんて思うことにびっくり。
特に私が通勤に使ってるトラムの路線は未だに一部残る階段で登っていく古いタイプのものでエアコンがない…!
なので夏場の車内はリアル「蒸し風呂」。それで水も飲まなかったら即身仏必至。
私なんかは水分補給しててさえ、40度越えの日は速攻で熱中症になってしまう軟弱体質なので、その中での長時間労働なんてもはや超人の域…。
っていうか、トラムはマジで全路線新しいヤツに変えて欲しい(涙)

そもそも、こっちではいちいち「他人がしていることに目を光らせて粗探しをする」という気質が皆無なので、これに慣れるとホントに日本が窮屈に思えてきます…もちろんその気質が「日本のきめ細やかなサービス」に繋がってもいるので、一概に全てが悪いとも言えないけど。
でも「素晴らしいサービスが手に入る=自分も仕事でそれを提供しなきゃいけない」ということなので、どっちがいいか天秤にかけたら、「過剰なサービスなんて要らないからゆるく働かせてくれ〜!」と思ってしまうほどには「オージースタイル」に馴染んでしまった私です…。イージーゴーイング!
 

ムラカミ ネハン…英語ビギナーのまま、いつの間にやらメルボルン在住歴10年。日本語教師のかたわらマンガを描いているネコ大好きアラフォー。

好評ムラカミ ネハン先生のマンガが読めるのはGO豪メルボルンだけ!.....ではありません。

公式サイト: https://nehan-murakami.amebaownd.com/

公式 Twitter: https://twitter.com/murakami_nehan

公式 Instagram: https://www.instagram.com/murakaminehan/

ファン必見です★

 

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