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めるてん!~メルボルン10年ウォッチング~melten

ニホンゴ?エーゴ?②

10・25日のお楽しみ! 今回のお題は

2019年3月25日掲載

 

 

めるてん!13 「ニホンゴ?エーゴ?②」

英語が全くできない私ですが、オーストラリアでのニホンゴ教師歴は早10年になろうとしております(時が経つの早すぎ)。

さてさて、前回は「日本人にとってカタカナ語って正しい英語じゃないから分かりにくい!」って話でしたが、もちろん逆もまた真なりで、学生たちにとってもカタカナ語は謎いっぱいのワンダーランド。

勉強し始めの最初でこそ学生たちも「カタカナ語って元はほとんどエーゴでしょ?ヨユーヨユー!」ってノリだったのが、「逆に分かりにくいんだけど!whyジャパニーズ・ピーポー!?」ってなってます。

例えば、元が英語じゃない「パン(ポルトガル語)」「アルバイト(ドイツ語)」「アンケート(フランス語)」みたいなのはみんな納得できるんだけど、厄介なのは英語なのに発音が全然違うやつ。
“Los Angels” “humor” “vitamin”とかは(無理矢理カタカナ表記にするなら)ロスエンジェルス、ヒューマー、ヴァイタミン、になるはずなのに、何故かロサンゼルス、ユーモア、ビタミンに。大体カタカナで読んでも元の言葉が分からずに「…(これってどういう意味)?」ってハテナを飛ばしてます。

また、「ケータイ」とか「バラ」とか「キリン」とか、どう考えても日本語なのにナゼカタカナ?っていう「今っぽいものだからor漢字難しい系orひらがなだと読みが紛らわしい系はまとめてカタカナ表記☆」という強引系ワード。

更には「消しゴム(eraser)」「ビニール袋(plastic bag)」など、英語と全然違うのにカタカナと日本語が混在してるもの。

そして、「煙草」「倶楽部」のように、日本語じゃないのに漢字表記のものや、「リモコン(コントローラー)」「パソコン(コンピュータ)」「ミスコン(コンテスト)」「合コン(コンパ)」みたいに短縮形の「コン」が指すものが全部違う、などまで含めると、カタカナ語は語源とは関係なく独自の進化を遂げている「ニホンゴ」。

でもカタカナ苦手!という学生も「アラサー」とか「イケメン」とかの新しいカタカナ語は喜んですぐ覚えてくれるので、面白いカタカナ語の採取に必死になるあまり、やたらギャル語とかに詳しくなる中年ニホンゴ教師です。マジ。

 

ムラカミ ネハン…英語ビギナーのまま、いつの間にやらメルボルン在住歴10年。日本語教師のかたわらマンガを描いているネコ大好きアラフォー。

好評ムラカミ ネハン先生のマンガが読めるのはGO豪メルボルンだけ!.....ではありません。

公式サイト: https://nehan-murakami.amebaownd.com/

公式 Twitter: https://twitter.com/murakami_nehan

公式 Instagram: https://www.instagram.com/murakaminehan/

ファン必見です★

 

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