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F1 小林可夢偉 クラッシュの瞬間

The 激突!! グランプリ・マシンの迫力が伝わる

 

2010年メルボルン・グランプリの決勝は、3月28日(日)午後5時にスタートした。 

事故は、レース直後の第6コーナーで起こった。
左側は、小林が乗るBMWザウバー(カー番号23番)。既に何らかの自損事故で左側のタイヤに損傷が発生している。その他の車には損傷は見られない。
右はぶつけられるトロ・ロッソのブエミ、その右後ろは、同じく大破するウィリアムスのヒュルケンブルグ。

小林のBMWザウバーがブエミのトロ・ロッソの右後ろに激突。 
更に後ろのヒュルケンブルグのウィリアムスにもぶつかる寸前。

決勝レースは、28日(日)の午後5時過ぎにスタートした。第6コーナーでの順位
①レッドブルのセバスチャン・ベッテル(ドイツ)
②フェラーリのフェリペ・マッサ(ブラジル)
③レッドブルのマーク・ウェバー(オーストラリア)
④ルノーのロバート・クビサ(ポーランド)
⑤メルセデスGPのニコ・ロズベルグ(ドイツ)
⑥マクラーレンのジェンソン・バトン(イギリス)
⑦マクラーレンのルイス・ハミルトン(イギリス)
⑧フォース・インディアのエイドリアン・スーティル(ドイツ)
⑨ウィリアムスのルーベンス・バリチェロ(ブラジル)

左側は、追突されたブエミのトロ・ロッソ
中央部は、ブエミの車に追突した後で、クラッシュした小林可夢偉のBMWザウバー。
後ろ側にヒュルケンベルグのウィリアムズ。

BMWは、かなり損傷が激しくタイヤがねじれている。
ウィリアムズは、クラッシュしたかに見えるが、とっさに左90度方向に急ハンドルを切っている。
うまく衝突を回避しておりほとんど損傷を受けていない。
高速マシンを一瞬で進路変更したヒュルケンベルグの腕前は確かだ。

左前のタイヤが横向きになったままコントロールが効かない状態となっているが、まだ小林は、ハンドルを左に切ってコントロールしようと試みているのがわかる。
しかし左車輪が無い状態で、コントロール不能に陥ったBMWザウバーは、このまま斜め左方向へ向かって突進してきた。

すなわち私がいるカメラマン席へ向かってかなりの速度で横滑りしてきた。

カメラマン席の前には大型コンクリートとその上部には金網のフェンスがあるが、コンクリートに激しく激突して小林のBMWザウバーは停止。

大量の破片がカメラマン席や観客席に飛び散った。
カメラマン席のフェンスには、カメラ用に大きな空間が空いていて、大きな破片が入ってきたら危険な状態であったが、幸い細かい破片だけに留まった。



車体にはほとんど損傷がなかったが、砂に埋まってスタックし、動きがとれなくなったウィリアムス。
後輪を回して砂地を脱出しようと試みるが、むなしく砂をかきあげるのみ。
既に緊急車両がコースに入ってきた。



茫然とする小林可夢偉。
体に怪我は無い模様。
係員から声かけられたが、ショックのせいか声も出ない。
5分ほどたたずんでいたが、レースの再開と共にピットへ戻っていった。
小林可夢偉は、バーレーンGPに続いてのリタイアとなった。
結果を出すことが求められるF1では厳しい2010年のスタートとなった。
今回のメルボルンGPでは残念な結果となったが、特に怪我もない模様であり、来週4月4日のマレーシアGPではがんばってもらいたい。
 



無傷の車体を見てがっくりするヒュルケンブルグ。

アルバートパークは、1周6kmのコース。
コース南側、メインスタンド前の直線コースをスタートすると、500mほどで一番観客が多い第1、第2コーナーがある。
2番目の直線コースを終えるとメルボルン総合スポーツセンターの前で第三コーナー。
その先のボブジェームズ野球場のところで第4、第5コーナーとなる。
その後、メルボルンのシティに一番近い北側の500mの直線を終わったところに第6コーナーがある。
全体の三分の一の場所。時間にしてスタートから30秒の地点。

即ち、小林、ブエミ、ヒュルケンベルグの3選手はスタートから2km、30秒でメルボルングランプリは終わったことになる。
ぶつけた小林はともかく、ブエミや損傷がなかったヒュルケンベルグは残念なグランプリとなった。
 

運ばれるセバスチャン・ブエミ(スイス)のトロロッソ。車体番号16。
スクーデリア・トロ・ロッソは、レッドブルの兄弟チーム。
レッドブルのイタリア語がトロロッソ。
ただしレッドブルがルノーRS27エンジンを使っているのに対してトロロッソは、フェラーリ056エンジンを使用している。

スタート直後の1周目でクラッシュが発生したため2周目から4週目までセーフティーカーが入った。
その間の8分間で、3台のレースカーをクレーンで持ち上げて、フェンス外へ運び出す。
レースカーがピットへ運ばれたのはレース終了後。

アルバートパークレースコースには、直線後のコーナー8カ所に砂場が設けられ、緊急車両や対応チームが揃っている。
即ちこの8か所が一番、事故の危険が高い場所である。急減速するので写真を撮りやすく、カメラマンが一番、集中する場所でもある。

小林可夢偉のBMWザウバー
前輪は、左右とも完全に脱落している。後輪もかなり損傷が激しい。

撮影データ
Canon EOS 5D MarkⅡマニュアル露出 スポット測光 絞りF10.0 1/500秒 ISO感度 6400 AWB 画質圧縮率 JPEG オートフォーカス AI サーボ レンズ EF400mm f/2.8L IS USM
 撮影:板屋雅博

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