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2011年F1オーストラリアGP決勝 観戦レポート

今年の開幕戦を制したのは、オーストラリアGP 初優勝のベッテル!

2011年3月29日掲載

 

朝は雲の多い空模様だったが、徐々に晴れ間が広がった3/27(日)の決勝。12時過ぎにアルバート•パークに到着したが、すでに多くのファンが訪れていた。決勝レースの時間が近づくにつれ、さらに観客は増加し、この日会場に訪れた観客数は約111,100人(昨年の決勝日は108,500人)となった。

  
観客席だけでなく、あちこちに人があふれている。
 

前日の予選でポール•ポジションを獲ったのは、去年の世界王者セバスチャン•ベッテル(レッドブル)。コースレコードとなる1分23秒529という圧倒的な速さで予選2位のルイス•ハミルトン(マクラーレン)にコンマ8秒もの差をつけた。予選3位は、地元オーストラリアのマーク•ウェバー(レッドブル)。小林可夢偉(ザウバー)は予選9位となり、上位入賞に向けて良いスタートポジションとなった。なお、ヒスパニアのヴィタントニオ•リウッツイとナレイン•カーティケヤンの2人は予選タイムがトップタイムの107%以内にならなかったので、予選落ちとなり決勝レースに出られなくなった。

決勝レース前に、東日本大震災およびニュージーランド大地震、オーストラリアの洪水の犠牲者に哀悼の気持ちを込めて1分間の黙祷が行われた。今回のレースでは、多くのドライバーのヘルメットやマシンに日の丸や日本への応援メッセージが掲げられている。

 

ザウバーのマシン(左)には「我々の祈り、日本に届きますように。」、ロータスのマシン(右)には「がんばれ、日本、がんばれ、東北!」のメッセージが。

 

決勝スタート。ベッテルが良いスタートを切り、快調に飛ばして行く。ハミルトンは少し出遅れたものの2位をキープ。可夢偉はスタートで遅れたフェルナンド•アロンソ(フェラーリ)の前に出て順位を上げたが、2周目でアロンソにオーバーテイクされてしまった。6位スタートのヴィタリー•ペトロフ(ルノー)がスタートで2つ順位を上げた。


その後もベッテルが圧倒的な速さで独走状態のままゴール。デビュー以来過去3度のオーストラリアGPではいずれもリタイア(2009年は完走扱い)だったが、オーストラリアGP初優勝をポールtoウィンで飾った。2位にはスタートからのポジションを守ったハミルトン、3位は去年のデビュー以来、初めての表彰台となったペトロフ。

  
左から、ベッテル、ハミルトン、ペトロフ。

表彰式の3人。左からハミルトン、ベッテル、ペトロフ。

以下10位までの順位は、4位アロンソ、5位ウェバー、6位ジェンソン•バトン(マクラーレン)、7位セルジオ•ペレス(ザウバー)、8位可夢偉、9位フェリペ•マッサ(フェラーリ)、10位セバスチャン•ブエミ。

可夢偉の同僚ペレスは1ストップ作戦が功を奏し、デビュー戦でポイント獲得となった。ザウバーは、開幕戦から2人揃っての入賞。しかし、レース後の車検において、ザウバーの2台のマシンのリアウィングの一部に規定違反が見つかり、残念ながら2人とも失格となってしまいポイントが剥奪されてしまった。これにより順位が繰り上がり、7位マッサ、8位ブエミ、9位エイドリアン•スーティル(フォース•インディア)、10 位ポール•ディ•レスタ(フォース•インディア)。ディ•レスタは、デビュー戦でポイント獲得。

 

レース終了後、ここアルバート•パークサーキットでは、サーキット内に入ることができる。観客席からサーキットへ通じる出入り口には表彰式を見ようと多くのファンが殺到した。サーキット場には無数のタイヤかすが落ちており、ついさっきまで激戦が行われていたのが良くわかる。

ちなみに、今年のF1での話題の一つとなっていたタイヤ交換回数(規定で2種類のタイヤを使用しなければならないので1回は必須)だが、今回のレースではペレス以外は2,3回だった。
ピットレーンの前では、戻って来たマシンを見ようとファンが集まった。また、コース上で記念写真を撮る人たちも多かった。

  
優勝したベッテルのピット前には、金網によじ登って見ている人も

TVで見るのと、実際にレースを見るとでは迫力が全然違う。私も数年前に実際にレースを観に行ってF1ファンになった一人。

F1レースが世界で行われるのは約20ヶ所のみ。アルバート•パークはアクセスしやすい場所にもあるので、ぜひ会場でレースを観てほしい。
 

コメント

以前のコメント

TAS   (2011-03-30)
今年は天候等による混乱も無く、速いドライバーが腕を見せた良いレースでしたね。新レギュレーションも新タイヤも心配したような混乱をもたらさず、大変楽しめました。 欲を言えば小林可夢偉の更なる活躍に期待でしょうか?

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