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メルボルン・エーセズ JAPAN DAY 2015

日本人プロ野球選手が身近に

2015年11月24日掲載

メルボルン・エーセズ(Melbourne Aces)は、オーストラリアのプロ野球リーグ "オーストラリアン・ベースボール・リーグ"(Australian Baseball League、通称ABL)に所属するメルボルンのプロ野球チーム。

メルボルン・エーセズは、毎年、日本のシーズンオフの間に実戦や海外経験を必要とする日本人プロ野球選手を受け入れており、11月15日(日)、日本をテーマにしたイベント"Japan Day 2015"を開催しました。

  

 

Japan Day の当日、メルボルン・エーセズには、埼玉西武ライオンズより3名の選手が派遣されていました。

    ・星 孝典 捕手  (写真:右)
    ・佐野 泰雄 投手  (写真:中央)
    ・山口 嵩之 投手  (写真:左)

 

Japan Dayには、和太鼓竜胆(りんどう)による太鼓演奏などのパフォーマンスもありました。 そしてメインのイベントは野球の試合。 本拠地としてパース・ヒートを迎え打ちます。 開始時にはオーストラリアの国歌に先立って、日本の国歌「君が代」が流されました。

  

 

全イニングに出場した星選手は、読売ジャイアンツ所属時には「巨人の星」の通り名をもつベテラン選手。

この日、5打数3安打。 第2打席ではホームベースまで生還する活躍を見せました。

 

  

 

最終イニングに登板した山口投手は、この回を0点に抑えました。

  

 

健闘虚しく4ー2で敗戦となってしまいましたが、 日本選手の活躍を見ることができた試合でした。

試合後にはファンと選手との交流会です。 日本人の3選手は、ファンに取り囲まれ、サインに写真撮影に大忙し。 ボールに、グローブに、野球帽に、色紙に、Tシャツにとファンのお願いに応えてゆきます。 日本と違い、選手との距離がとても近いオーストラリアの球場ならではの光景です。

  

  

 

GO 豪メルボルンからのお願いはインタビュー。 試合に先立つ10分程度でしたが、時間を取ってもらえました。

ー オーストラリアの野球と日本の野球との違いを教えてください。

星捕手:オーストラリア人と日本人の違いかなと思ってるんですけど、切り替えが速いですね。 やる時はやる。はしゃぐ時ははしゃぐ。 もっと練習した方がいいかな、と思うこともありますけど、短時間でやる時はやるんで。
山口投手:僕はやりやすいですね。皆ポジティブ思考なので。エラーしても「次やればいい」という感じで。 僕はちょっとネガティブになってしまいがちなので、日本でも注意したいです。

ー 投手のお二人にマウンドの違いとかはあるんですか?

佐野投手:マウンドが固いですね。
山口投手:固くて投げにくいですね。

ー 対戦相手としてオーストラリアと日本との違いは?

山口投手:僕は、走られてしまいます。スタートを切られます。隙あらば、って感じで。
佐野投手:皆真っ直ぐを一発でとらえる能力が高いですね。 真っ直ぐ、真っ直ぐ、真っ直ぐとやると、とらえられてしまいます。 またパワーがあるので、ホームランとかにも気をつけないと。

ー ファンの方の違いを感じますか?

佐野投手:ビジターとホームの差が凄く激しいですね。
山口投手:ホームならば観客全員が味方。ビジターの時は、観客全員が敵みたいな。なんということもないプレーでも、ホームの時には拍手喝采になりますね。

ー こちらの選手とは仲良くなりましたか?

星捕手:はい。 拙い英語ですけど、身振り手振りも加えて、積極的にコミュニケーションをとろうとしているので。 相手にもそのことが分かっているので、うまくいっていますよ。

ー オフはどうしてすごしていますか?

星捕手:基本、引きこもっています。 トラムでシティに行って買い物はしますけど。 景色のいい所とか行ってみたい所が、まだまだあるので、来年も来たいと思っています。

 

ー 皆さん、それぞれ、オーストラリアに来ての目標は何ですか?

星捕手:僕は、今シーズン5月に手術をして、実戦があまり出来なかったんです。シーズンオフで他の選手が休んでいる中、オーストラリアで野球をするチャンスをもらったので、ここで実戦の中で、いろいろな課題を確認しています。
山口投手:来季は一軍で活躍するというのが目標です。 一軍として戦える力をつけるために、こちらへ来て、実戦の中で調整しています。 今のところ順調に自分の課題を1つ1つ潰していってます。
佐野投手:自分は安定感のためですね。 メンタルもそうですけど、波が激しいので、波を小さく、安定してプレーが出来るように

 

星選手、佐野選手、山口選手ありがとうございました。

皆さんの活躍で、オーストラリアのプロ野球が盛り上がることを、また皆さんのオーストラリアでの経験が、日本での活躍に繋がることを期待しております。

 

インタビュー:長谷川潤
文・写真:矢部勝義

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