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メル校デー 2024

5年ぶりの一般

2024年11月15日掲載

9月21日、メルボルン日本人学校において「メル校デー」が開催されました。  
コロナ禍以降、5年ぶりに学校が一般の人々にも開放されました。
この催しは、日本人学校のことをより多くの方に知ってもらう絶好の機会となっています。
快晴に恵まれ、多くの人が訪れて児童生徒たちとの触れ合いを楽みました。

 

今年のテーマは「起笑10結(きしょうテンけつ)」。
10(テン)は、プレップから中学部までのメル校の10学年を指しています。
まず、プレップ、小学生組が昔ながらの手作りの遊びブースを出店しました。
ハッピを着てお客さまにやり方を説明する子どもたち。


 

交代で担当以外のブースで遊びもします。


 

大型のトントン相撲。
みんな周りで一斉に机を叩きます。
セーラームーン関vsわたのさと関の対決は、先に倒れかかったものの、相手に覆いかぶさって倒してしまったセーラームーン関の勝ち。


 

天秤を応用したクイズ。担当者は、理科の知識で、天秤の仕組みを説明します。

 

校庭では、大人も子供も楽しめる、大人数縄跳びへのチャレンジ。


 

メル校名物のよさこいソーランも、大人を相手に堂々とした指導を行いました。


 

時間変わって、中学部。
校外学習に行った動物園と博物館について、英語で発表しました。
この年齢になると、パワーポイントなども使いこなしています。


 

続いてはミュージックタイム。
全学年、それぞれ合唱と楽器の合奏を披露しました。


 

プレップ・G1・G2は手話を交えての合唱です。
メル校の児童はバイリンガルどころではない、日本語・英語・手話のトライリンガルなのだと実感しました。


 

中学部は、和太鼓創作曲も披露しました。


 

昼食の後、午後の部は、保護者が出展する体験ブース。
工夫を凝らして、生徒児童たちに楽しんでもらいます。
自分で作ったトントン相撲の力士で対戦、手裏剣での的当て、紙飛行でどこまで飛ぶのか?飛行距離を競います。


 

お父さん・お母さんが良い作り方をレクチャーしてくれます。


 

「上手なお箸の使い方」のビデオが流れる中、箸をつかった小豆移動競争、スポンジ積み上げ競争。
高くなったと思ったら、倒れてしまい、なかなか簡単にはできません。

 

野外では、キックボウリングなど。
よく晴れた青空の下で、何本倒せたかを競いました。 

 

ビデオゲーム、オンラインゲーム、遊びがいっぱいある今の子どもたち。
でも、コマ回しのような昔の遊びをする機会は少なくなってしまいました。

コマ回しランキング・初級ゴマの部の優勝は、校長先生でした。


 

保護者ブースでの体験でスタンプラリー。
全部集まったかな。

 

全イベントが終了して、各体験イベントのランキングが発表されます。
どれも大好評で、子どもたちも、もっともっとやりたかったようです。


 

メルボルン日本人学校は、オーストラリア政府の認可を受けた日本の教育を行う全日制の学校です。
生徒数は決して多くはありませんが、少人数であるがゆえの結束の強さ、一人一人に役割が巡ってくることによる責任感の育成、下の学年を指導してゆくことで培われるリーダーシップを生徒達から強く感じます。

各ブースや出し物で、生徒児童がお客さんに対して内容説明をしてくれます。
二人一組で、一人が日本語、もう一人が英語で説明します。
多くの児童生徒全員に、その役割が巡ってきます。


 

メル校生の責任感やリーダーシップの強さ、それらが培われていく過程を垣間見たイベントでした。

文・写真:矢部勝義

 

メルボルン日本人学校(The Japanese School of Melbourne)
●住所:6 Ellington Street, Caulfield South, VIC 3162
●TEL:(03) 9528 1978
●Web: http://www.jsm.vic.edu.au/

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