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ワトゥルの風

「協力」「競争」が随所に見られた運動会

校 長 丸 本  亙 

 10月16日。強い風が時折吹き、一時的なシャワーがあるなど、変わりやすい天気の中で、メルボルン日本人学校の第26回運動会が開催されました。
 当日は、在メルボルン日本国総領事館首席領事 千葉広久様、 日本人学校運営副理事長 松澤聡様、理事 棚橋紀仁様、西澤正彦様、外山光弘様、メルボルン補習校校長代理奥村恵子様を初めとして、多くの来賓の方々にお越しいただきました。また、保護者の皆様も、早朝よりお集まりいただき、子どもたちの活躍に大きな拍手と声援を送ってくださいました。
 子どもたちは、競技や演技に自分の持っている力を存分に発揮してくれました。開会式で、『朝会でお話しした「協力」と「競争」を頭の隅に常に置いて運動会に取り組んでください。』と言う話と、『力を出し切ることが最も大切なことです。』という話をしました。まさに、それを実践してくれた運動会になったように思いました。
 50メートル・80メートル徒競走やリレーでは、一人ひとりが腕を大きく振り自分の最高の走りをしていたように見えました。地面が芝ということで多少走りにくさはあったようですが、コーナーの走り方にも工夫が見られ、低学年のかわいらしさと中学部の力強さを同時に見ることができたように思いました。また、玉入れや綱引きなどの団体競技では、自分のチームの勝利に向けて手を抜くことなく頑張っていたのが印象的でした。お互いに負けないぞと言う強い気持ちが表れており、「競争」することで充実感が増していたように思いました。
 演技は、やはり運動会の華でした。小学部の表現「よさこいソーランよっちょれ」と「トラブルメーカー」では、初めて運動会に参加したプレップ・1年生も、上級生のお兄さん、お姉さんに混じって間違わずに見事に踊っていました。6年生を中心に、何度も何度も練習を積み重ねてきた結果、メル校デーの時より一段とパワーアップした踊りになったように思いました。ここまでの演技にするために、休み時間などに、下の学年の子達に優しく教えている姿がありました。プレップから6年生までの全員が一つにまとまった素晴らしい演技でした。
 中学部の表現「南中ソーラン」は、見るたびに完成度が高くなっているように思いました。ジャパンフェスティバル・メル校デー、そして運動会と回を重ねるごとに表現力がアップし、本当に力強く完成された演技となっており、少ない人数でも迫力を感じさせる演技となっていました。「解禁!AKBの舞台裏」では、振り付けや演出にも工夫が見られ、素晴らしい演技となっていました。中学部の子どもたちの限りない資質と才能、そして可能性を感じました。
 小学部・中学部とも全員の心が一つになって「協力」しながら取り組んだからこその演技となっていたことを嬉しく感じました。「協力」「競争」が、達成された運動会になったと確信しました。
 最後まで大きな声で応援を頂きました来賓の方々・保護者の皆様に、この場を借りてもう一度お礼申し上げます。本当に、素晴らしい運動会をありがとうございました。
 最後になりましたが、新しいESL担当ジェイン・デイビー教諭が11月2日より勤務致しますので、ご報告致します。

      

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