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ワトゥルの風(第6号)

 春の訪れ、そしてメル校デーへ
  校 長  丸 本  亙

 日一日と春めいて参りました。木々の芽がふくらみピンクや白の花が咲き始めています。冬休みが終わって3週間、子どもたちはメル校デーに向けて元気に活動を始めています。
 さて、1学期の終業式では、3名の友達が帰国し寂しい思いをしましたが、8月になって5名の新しい友達が転入してきました。転入生が来たときのメル校の子どもたちの期待に満ちた顔は、本当に輝いていました。5人の友達も、学級や学校に徐々に慣れてきたように思います。

 8月10日の2学期始業式では、「出会いと別れ」というテーマでお話をしました。海外で学んでいる子どもたちは、多くの「出会いと別れ」を経験しています。日本から遠く離れたメルボルンで偶然に出会い、同じ時間・同じ空間を共有した仲間として、この「出会い」を大切にして欲しいと話しました。また、日本に戻った時に例え離れた場所に戻ったとしても、ここで培った友情と信頼を大切にし、ずっと繋がっていける仲間であって欲しいという思いも伝えました。今後帰国する子どもたちにも、しっかりと心に刻んで学校生活を送ってもらいたいと願っています。

 8月18日と20日に、交流校であるグラモーガン校に行ってきました。校庭は人工芝でできており、メル校の子どもたちが学校に到着したときには、フッティーやサッカーのボールを元気に蹴り合っている姿が見られました。日本語の勉強をしているグラモーガン校の子どもたちと、英語の勉強をしているメル校の子どもたちが、お互いの国の言葉を上手に使いながら会話をしたりゲームをしたりしている姿は大変微笑ましいものがありました。その後、学校の中を案内していただきましたが、いろいろな施設が充実しており、学習環境が整っているなと感じました。メル校の学校施設も年々改善されていますが、建物の点で比較したのでは到底かなわないなという印象を受けました。しかし、教育内容ではメル校は負けていないと確信して帰ってきました。
 

 9月13日の日曜日にはメル校デーが開催されます。運動会と並んで2学期の大きな行事の一つです。メル校の素晴らしさを現地の方々や日本からいらしている方々に伝えていくとても大切な日だと思っています。メル校が「質の高い日本の教育」を掲げ充実した学習を展開していることを伝えていきたいと思っています。メル校の良さを知っていただきメル校に通いたいと思う子どもたちを増やす大切なアピールの場です。学校としても力を入れて取り組んでいきたいと考えています。保護者の皆様方には、早い時期から子どもたちのために、そしてメル校のために多くのご協力をいただいておりますことに、大変感謝しております。ありがとうございます。子どもたち、教職員、保護者の方々が力を合わせて、活気のある素晴らしいメル校デーを作り上げていきましょう。きっと当日は、暖かい春の日差しの下、みんなが満足できるメル校デーになることと思っています。



 
 最後に、中学部が行っている部活動に小学部の3年生以上が参加できるよう計画しました。小学部の子どもたちにも水曜日の放課後、身体を動かす機会を設けたいということで始めますので、積極的に参加していただければと思います。新しい試みも増やしていきたいと考えておりますので、保護者の皆様のご理解ご協力をお願いいたします。

メルボルン日本人学校 学校だより
ワトゥルの風

第6号 平成21 年8月31日

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