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ワトゥルの風(第7号)

盛大に行われた「メル校デー」

                                                  校 長  丸 本  亙

 
 9月13日の日曜日。メルボルン日本人学校にとって大きな行事の一つであるメル校デーが開催されました。今にも雨が降り出しそうな空の下、子どもたちは元気に一回目のパフォーマンスに取り組みました。小学部・中学部一人ひとりの顔に、一生懸命取り組もうという意気込みが感じられました。

 10時の開会式前には、現地の方々や日本人の方々が門の前に長く列を作っていました。正門でお客様を出迎えましたが、皆さんメル校デーを心待ちにしていたようで、元気なにこやかな笑顔で挨拶を返してくださいました。

 午前中の「ワトルタイム」は、中学部はグループで旅行計画を立て、英語でプレゼンテーションを行い、何処に行きたいかを投票していただくというおもしろい企画で行われました。事前に練習はしているものの、実際のお客様の前で発表するのは初めてでしたが、スムーズにプレゼンテーションをしている子どもたちの姿には自信が感じられました。お客様たちも足を止め説明を熱心に聞いていました。小学部は「言語」「剣道」「音楽」の3グループに分かれて日本の素晴らしさをアピールしていました。「言語」のグループは、「早口言葉」と「百人一首」に取り組んでいました。日本人でもなかなかうまく言えない「早口言葉」に挑戦しているオーストラリアの方々も大変楽しそうに参加していました。「剣道」グループは、「挨拶で始まり挨拶で終わる日本の礼儀作法」について現地の方々に理解していただき、竹刀を使った迫力のある体験をしていただいていました。「音楽」グループは、「ふるさと」の歌を日本語で歌っていただくように、ワンフレーズずつ丁寧に教え一緒に歌っていました。日本人の「ふるさと」を大切に思う心を伝えることができたように思いました。

 昼食前には、小学部の「アイーダアイダ」「よさこいソーラン侍」と全校合唱、そして中学部の「南中ソーラン」のパフォーマンスが行われました。大変多くのお客様の前で、力強くそして気持ちを一つにして演じることができました。朝のパフォーマンス以上に素晴らしい発表となり、大きな拍手を受けていました。

 午後は、「チャレラン+」に取り組みました。保護者の方々が企画した物と合わせて9つのチャレンジの場(豆つまみ皿うつし・新聞棒バランス・コイン回し・お手玉投げ・紙ちぎりのばし・1分間ジャンケン・一筆アート・折り紙紙飛行機・1分間空き缶つり)が作られていました。誰が一番記録を伸ばせるか、子どもたち以上に真剣な顔で取り組んでいる大人の方が多かったのが印象的でした。
 


                  

 
 「バザー」は大変好評で、多目的室から溢れんばかりの人でごった返していました。日本の製品や洋服などは質が良いこともあって人気があり、我先にと多くの品物を買っておられました。また、多くの企業からたくさんの高価な品をバザーのためにご寄付いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

                  


 
 
 雨の心配された一日でしたが、閉会式を行う頃には青空が広がっていました。子どもたちも充実した一日を過ごし、大変満足していたようでした。また、400人を超えるお客様が来校し、メルボルン日本人学校の素晴らしさを少しでも感じていただけたことは、大変うれしいことでした。このように「メル校デー」を盛大に行うことができましたのも、大変早い時期から準備のために関わってくださいました保護者の皆様方、そして、バックアップをしてくださいました多くの企業の皆様方のお力があったからこそと思っております。本当にありがとうございました。

 さて、10月18日には2学期のもう一つの大きな行事である運動会が予定されております。子どもたちと教職員そして保護者の皆様方が力を合わせて、「心に残る運動会」となりますよう、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

メルボルン日本人学校 学校だより

ワトゥルの風


第7号 平成21107

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