WTA 最終戦Serenaが完勝、Federerは地元で敗れる
更新日: 2012-10-30
ども~。ようやくメルボルンも暖かくなってきましたね。天気予報も最高気温が30度なんて日もちらほら。ようやく寒さも終わり、外でテニスも出来るようになってきました。
本題に入る前にお知らせです。11月4日に放送される情熱大陸、今回は錦織圭です!ディレクターはなんととんねるずの石橋貴明!日本のテレビが見られる方はぜひ!
さて今回のコラムでは、ついに終了したWTA Championships、スイスのバーゼル、スペインのバレンシアで行われたATPトーナメントの話をしましょう。
タイトルにもある通り、Serenaが失セット0の完全優勝。決勝のSharapovaを寄せ付けない圧倒的な強さを見せました。
なんかもう、今季の女子はAzarenkaが1位で終わったとはいえ、話すことって言えばSerenaの無双っぷりだけなんですよね。。。今季は出場トーナメントが15と少ないものの、63戦59勝。前半戦は怪我に泣かされ、Wimbledon以降ギアーを上げてきました。2年前にガラスを踏んで足を切ってから、肺血栓にも悩まされ思うようなプレーが出来ず、このまま引退か?なんてメディアには言われ続けたものの、見事復活。31歳でこれだけのプレーは大したものです。問題は周りがついていけないということ。Serena不在の2年前のWTAでは、Wozniackiが1位でしたがGSは一つも優勝がなく、正直な話誰も彼女の事は認めておらず、女王不在といわれ続けました。来年はぜひとも周りに頑張っていただきたいです。Azarenka、Sharapova、Radwanskaあたりが少しでもSerenaを止められるとより盛り上がるのではないでしょうか。
女子は今季が終了しましたが、男子はまだまだ続きます。日曜日にはBasel、Valenciaと大会が終了、BaselはDel PotroがFedererをフルセットで下し、ValenciaはホームのFerrerがDolgopolovを下し3回目の優勝でした。Del Potroは今年は今大会を含めFedererとの試合は実に7試合目、ようやく勝利しました。ロンドンオリンピックでの4時間半にも渡る試合を覚えている方もいるでしょう。2009年のUS OpenでFedererに勝利したDel Potroでしたが、その後は手首の怪我に悩まされました。しかし今年の試合見る限り完全に復帰したようですね。最終戦の出場も決めましたし。88年生まれ、新世代のチャンピオンとしては一番近い頂にいますから、今後の活躍に期待しましょう。
Valenciaの大会は地元のFerrerがDolgopolovにフルセットで勝利。今季絶好調の31歳、30超えてからキャリアの一番いい状態にいる選手も珍しいですね。ダブルスも出場しながらの優勝ですが、圧巻の体力です。とにかくよく走る。上背もなく、センスで言えばそんなにあるわけでもない、錦織が目標にしているそうですね。こういう泥臭いテニスが好きな自分としては、来年のAustralian Openでは楽しみですね。
WTAは終了しましたが、ATPはまだまだParisマスターズと最終戦が残っています。FedererはParisは欠場を発表し、最終戦に備えるとのこと。3連覇目指して、万全の態勢で臨んでほしいですね。
それではまた!
コメント