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BartoliがGS初制覇、男子決勝、車イステニスは上地選手がファイナルへ

うにょ~ん。
車いすテニス、男子の国枝慎吾選手はもちろんのこと、今回は女子の上地結衣選手も参加しています。Wimbledonは芝で行われるためダブルスのみですが、初戦を勝ち上がり本日両者とも決勝が行われます。上地選手は今季Japan Openで初のSuper Series(GSの一つ下のグレード)を制覇すると、先週のフランスの大会でも優勝、同大会のダブルスも今回のWimbledonのペアのWhileyと優勝するなど今季絶好調。対戦相手は第1シードのGriffieon・Van Kootペアと対戦ですが、シングルスではVan Kootに勝利するなど十分チャンスはあります。楽しみですね。そういえばJapan Openの決勝前に優勝したらディズニーランドに連れて行くと約束して本当に勝ってしまいましたが、GS制覇したら何を強請られるのでしょうか?フロリダのディズニーリゾート連れて行けと騒いでいましたけど。。。


さてさてついに女子決勝が昨夜行われ、LisickiとBartoliが顔を合わせましたが、二度目の決勝進出のBartoliが優勝しました。Lisickiはメンタル的に負けてしまいましたね。2セット目の途中では泣き出す場面も。そこから立て直したのはよくやったと言いたいですが、個人的にはやはり試合中に泣く選手は好きではありません。今後とも応援したい選手ですが。

一方のBartoliですが、今大会を通して安定した彼女らしいテニスを披露していました。フォアバックともに両手でフルスイングで強打。6年前の初進出した決勝ではVenusに敗れましたが、経験の差で今回の勝利をものにしましたね。
フランス出身のBartoliですが、ジュニア時代もテニス協会の援助は受けられず、車のヘッドライトを照明にして夜間練習していたなどなかなかの苦労人。プロ転向後もスポンサーからの援助が十分受けられず、6年前のWimbledonでの初の決勝進出から満足にツアーが回れるようになったとか。そんなBartoliは父親が医者だからなのかは知りませんがなかなかユニークな練習法が有名です。一つ上げると以下の動画の内容。

 

梶原一騎もびっくりな実写版大リーグボール養成ギブス(笑)。まあこのトレーニングのおかげでどんな体勢からでも強打できるあの強靭な肉体が完成されたのでしょう。
また彼女のラケットにも秘密が。通常のラケットの長さは27インチですが、彼女のは28インチもあるそうです。両手フォアのためリーチが短くなるのを防いでいるようですね。またサーブも高い打点で打てパワーが出るようにしているのでしょう。体のハンディキャップを道具で乗り越えるのは日本人選手も見習えるのではないでしょうか?操れるかどうかは別として。。。


そして本日は車イステニスの決勝はもちろんのこと、男子シングルス決勝も行われます。FedererとNadalが1週目に敗れるなど大波乱の続いたWimbledonですが、この二人は取りこぼすことなく決勝の舞台へ。Djokovicは準決勝でDel Potroを破り、Murrayは新鋭Janowiczを破りました。Del Potroは膝に痛みを抱え厳重に包帯が巻かれており動きが悪かった中、第4セットでDjokovicにマッチポイントを握られても懸命に粘りフルセットに持ち込みましたがやはりDjokovicの牙城は崩せず。彼に勝利するには100%の状態じゃないければ勝てないと話していたDel Potroですがその通りでした。
一方のJanowiczですが、ポーランド男子として初めてのGSセミファイナルに進出するもMurray戦ではいまいち精彩を欠く場面も。本人も今大会で2番目に悪いプレーと話していました。しかしまだ22歳、2mを超える大型の選手ですが、サーブのみならずストロークも爆発力があり、ドロップショットなどのタッチ系のショットも得意ですから、今後が楽しみですね。課題はやはりリターンでしょうね。MurrayやDjokovicはリターンは制度が高いですから。


DjokovicとMurrayの直接対決は最近では、昨年のUS Open決勝でのMurrayの勝利が印象図良いですね。その前のロンドンオリンピックでも準決勝で勝っています。今年のAustralian OpenではDjokovicの勝利でしたが、77年振りのイギリス人の優勝の期待を背負ったMurrayは楽しみですね。あ、WOWOWのアナウンサーがMurrayのことをイングランド人と言い、BGMでビートルズを流していましたが、彼はスコットランド出身です。ビートルズはイングランド出身。イギリスとして一つの国ですがそれぞれ4つの争いはなかなか大きいもの。しっかり報道してもらいたいですね。。。


波乱続きである意味いつものGSとは違う盛り上がりを見せた今年のWimbledonですが、下馬評通り第1、第2シードが勝ち上がってきた男子決勝。今夜23時試合開始です!お楽しみに。車イステニスも日本勢アベック優勝に期待しましょう!

コメント

以前のコメント

ライト   (2013-07-16T06:23:08)
ちゃまちゃまさん、Bartoliは強靭な肉体を武器にパワーで戦っていますが、Serenaとは違った強さですね。
ちゃまちゃま   (2013-07-09T11:23:49)
LisickiとBartoliの試合は一方的すぎて、がっかりでしたね。Lisickiもいくら自分の思うようにプレイできなくても、試合途中で泣くのはいただけません。プロなんですから。 Bartoliはあの腰周りが気になりましたが、陰では人一倍努力していたんですね。人前であの養成ギブスをつけてトレーニングできるなんて、もうこの時点でLisickiに勝ってます。

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