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錦織、Nadalに屈する

うにょ〜ん。

 

Australian Openですが、錦織は2012年以来の準々決勝進出を賭けて、世界ランキング1位のNadalと対戦しました。先にスコアを言ってしまうと、7−6、7−5、7−6でNadalのストレート勝利でした。結果的にはストレートですが、この僅差ですからトータルで3時間かかりました。この対戦を今回は振り返りましょう。

 

 

今回の錦織のテニスは今までと違いました。大会初戦からどんどん調子をあげていますが、この試合が一番良かったでしょう。今までと違いかなりアグレッシブでした。結果、ウィナーは共に36本、しかし勝敗を分けたのはアンフォースドエラー、Nadalは28本に対し錦織は51本でした。攻める姿勢を持つのは絶対に必要ですが、このミスの差が今の、錦織とNadalとの差ではないでしょうか?Nadalを左右に揺さぶり、スライスで凌がせる場面が多々見受けられましたから、やっていることは間違っていないと思います。Nadalはディフェンスに強い選手な上に、オフェンスも得意ですからね。Nadalは試合後のインタビューで、錦織は今日は一番良かった、ただエラーが多かったから助かった、こう語っていましたから。またセット奪取後は、咆哮を上げ拳を突き上げたNadal。DjokovicやFederer、Murrayを相手にしている時の仕草が錦織相手に見られたのが、昨年のFrench Openとの違いですね。

 

個人的な感想ですが、今日の状態のNadalには勝ちたかったですね。正直な感想として、仕上がりは良くなかったように思えます。手のマメも気にしていましたし、大会前から早いコートに文句を言っておりましたから。試合中も何度もブツブツ文句を言っているシーンも見受けられました。自分に文句を言っているのか、錦織が凄くて手こずっているのかは分かりませんが。昨日も記事にて書きましたが、このサーフェスはGSの中で一番Nadalを倒すにはチャンスがあると思います。錦織は確かに手応えは見せてくれましたし、Nadalに勝てる!と思わせてくれました。しかし、こういった状況でも取りこぼさないのがNadalを含めトップの選手です。この中に錦織が合流できるか、今シーズンがたのしみですね。今日のテニスでエラーが減り、怪我がなければ今シーズンにトップ10入り出来るでしょう。

 

 

いい試合をした、観客を一番盛り上げた、相手よりも賞賛された、それだけではこの世界では通用しません。勝ってこそ全て。2週間終わって立っていられるのは勝者だけですから。

 

 

 

コメント

以前のコメント

marico   (2014-02-23T14:27:39)
この試合の錦織選手、本当に素晴らしかったですね。でも、こんなにすごいプレーしても勝てないんだ。。って悔しくもありました。確かに、こういう試合に勝たなきゃ駄目なんですよね。いつか勝ってくれると信じています!

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