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今年引退した選手

うにょ~ん。

 

今シーズンを振り返ろうと思いますが、まずは今年引退した選手の話をしましょう。全員は把握出来ませんが、今年話題となったのは男子ではロシアのNikolay Davydenko、女子はやはり中国のLi Naですね。またSafinの妹のDinara Safinaも今年正式発表になりましたが、最後の試合はずいぶん前ですね。

 

まずはDavydenkoですが、彼の記録で一番記憶に残っているのは、2009年のTour Finalsでの優勝ですね。予選、決勝トーナメントでその年のGSチャンピオン全員(Australian OpenのNadal、Roland Garros / WimbledonのFederer、US OPENのDel Potro)を倒しての優勝でした。特に準決勝でのFederer戦ですが、それまで1勝12敗と大幅に負け越していた相手に、この大舞台でフルセットで破った試合は感動しました。

ただ、この優勝以降は怪我に悩まされランキングを落としてしまいました。また、オンコートのみならず2008年には八百長疑惑が囁かれたり、ラケットメーカーのプリンスとの契約等、様々な負の話題も色々ありました。八百長は、第1セットを奪ったDavydenkoが、第2セット途中で足の怪我を理由に棄権した際に疑惑が起こりました。この際に第2セットが始まる頃に8億円もの大金が突然動いたそうです。結局そのまま不問となったのか翌年も大会には出場しましたが、会見で聞かれるのは八百長の話、うんざりしているコメントを何度も出していましたね。プリンスとの契約とは、当時GSのみでステンシル(ラケットメーカーのロゴを面に描いたもので、そのメーカーとの契約があることを意味します)の入ったラケットを使用していたDavydenkoが、なぜGSのみステンシルが入っているかと聞かれた際に、プリンスはSharapova(当時プリンス契約)にお金を使いすぎて、僕には大舞台でしか使わせてくれないと話したことでした。まあ笑い話でしたが、当時のSharapovaの宣伝は凄かったですから、ありえなくもなかったですね。実際にGS以外はラケットを自腹で購入していたかは謎のままですが。。。

今年のRoland Garros後ランキングが100位以下に落ちてしまい、Wimbledonは予選からになりそうでしたが、もうそこから這い上がる気力はないとコメントし、ワイルドカードが貰えなければWimbledonはスキップするとコメントしていましたが、その後大会には出場せず、最後の試合はRoland Garrosとなりました。

 

今年のAustralian Open覇者のLi Naは9月に引退を発表しました。US OPENに欠場を発表し、その後今年から地元で行われる大会に出場を目指しましたが、過去に何度も手術し、状態の良くない膝のままで32歳という年齢は厳しいとのことで引退を発表しました。

中国テニスのみならず、アジアのテニスのシンボルとして活躍したLi Naですが、片言の英語で会見やスピーチを笑いに変え、親しみやすいキャラからファンにも選手にもメディアにも愛された選手でした。今年のAustralian Open後のスピーチも話題になりましたね。

 

今後は中国テニスの発展に協力するそうですが、テニスブームは中国でまだまだ続いていますし、ATPもWTAもビジネスターゲットが今は中国ですから、引退しても影響力は強いでしょうね。

 

 

次週のコラムでは、今シーズン当確を表した次世代のスター候補の話でもしましょうか?もし気になる話等ありましたら、コメントで教えて下さい。

 

ほいだらの。

 

 

 

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