オーストラリアテニスの明暗
更新日: 2015-07-21
うにょ~ん。
このコラムも4年目に入っていますが、先週初めて原稿を飛ばしてしまいました。色々言い訳は有りますが、楽しみにしてくださった方々、本当に申し訳ありませんでした。以後このような事がないよう気をつけます。
さてさて、オーストラリアのテニスに明るい話題と暗い話題が先週有りました。ちょっと待て、この前のコラムでも暗い話題書いていたけど、まだ有るのか?って思った方、正解です。まだ有ります。それも前回書いたTomicが引き起こしました。
Wimbledon後マイマミに移動したTomicですが、滞在先のホテルで隣の客からうるさいとクレームが入り、警備員が部屋に駆けつけた際に口論となり、警察が呼ばれ退去を命じられましたが応じなかったため、軽犯罪法違反で逮捕されました。
今回の逮捕は初めてではなく、オーストラリアでは2度過去に逮捕されています。一度目はスピード違反、2度目は友人と起こした喧嘩によるもの。ちなみに彼の父親もヒッティングパートナーへの暴行で逮捕され執行猶予付きの判決を受けていますから、親子揃って何やっているんだという。。。
明るい話題は、オーストラリアがカザフスタンをホームに迎えたDavis Cupの準々決勝で、0−2からの大逆転を決め、準決勝進出が決定しました。そうそう、Tomicの逮捕も初日の数時間前でした。初日のシングルス第1試合に登場したKokkinakisは朝Facebookを見たらTomicの写真がトップに出てきて、嫌な予感がしたのか見ないようにしたとか。先週も話した通り、Tomicが毒づいてゴタゴタのあったオーストラリアですからね、かなりナーバスになっていたのでしょう。
カザフスタン戦は、初日の第1試合にKokkinakisとKukushkinが対戦し、Kukushkinがストレートで勝利、第2試合にはKygriosとNedovyesovが対戦し1−3でNedovyesovが勝利、カザフスタン初の準決勝進出へ王手を掛けます。ちなみに第2試合に登場したKyrgiosですが、この前のWimbledonでも大暴れしラケットを叩きつけ、罵声を浴びせるなど罰金を課せられましたが、今回も試合後ラケットを叩きつけるなど一悶着が。まだ罰金等決まっていませんが、メディアを中心に炎上中です。Davis Cupの選手でも問題があるオーストラリア、そろそろ協会側が何か特別な場を設けないとダメかもしれませんね。
2日目はダブルスのみ、オーストラリア側はHewittとGrothのペア、カザフスタンはGolubevとNedovyesovの組み合わせで、オーストラリアがストレートで勝利。Hewittはダブルスの成績もいいですし、慣れてますからやはり上手いですね。
3日目はGrothとHewittがシングルスに登場し、共に勝利を上げ、0−2の崖っぷちから大逆転しました。2−2で迎えた最終試合に登場したHewitt、この緊張感、そして国を背負った戦いでも、いつも通りの彼のプレーを見せてくれました。オフィスに一緒にいたスタッフとストリーミングで見ていましたが、映画みたいなストーリーだと2人で話していました。この試合を見て、TomicやKyrgiosも反省してくれるといいのですが。。。
準決勝ではフランスを破ったイギリスと対戦します。Murrayはこの組み合わせだと今年のデ杯にかけてきそうな気もしますね。もう一つの準決勝はベルギーとアルゼンチンとなりました。ベルギーはカナダ、アルゼンチンはセルビアを破っての勝ち上がり、共に強豪を破っているだけにこの組み合わせも楽しみですね。
それでは今週はこの辺で。
ほいだらの。
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