Cafe Dior

きらきら眩しいカフェであなただけのワンダーランド時間。

2009年7月28日掲載

きらきらケーキが眩しくて。

 　人々がひっきりなしに行き交うコマーシャルロード。プラーンセントラルショッピングセンターの向かいで、ひときわ光り輝いているカフェがある。

　『Cafe Dior』。通り過ぎようにも抗えない誘惑を放っているのは、ガラス越しに見える数々の 
ケーキたち。仕方がない、そんなに誘うのなら入らざるを得ないではないか。

 

　店内に入ると、輝きの正体に囲まれた。壁中に掛けられた鏡、鏡、鏡！クラシカルな鏡たちとそれに映り込むのは落ち着いた雰囲気をかもしだす机、椅子やソファたち。外の喧噪とは大違い、ワンダーランドに迷い込む。

　さて、どのケーキがよろしいかしら・・・

「いらっしゃい。」
と、これまたきらきらした笑顔で迎えてくれたのは店主のArnie。
「そうだね、日本人はオーストラリア人の好む甘いケーキより、甘すぎないものがいいよね。」

 

　よくご存じで。それもそのはず、彼は日本に２年間滞在したことがあり、日本茶の香りをこよなく愛する繊細な感覚の持ち主。そういう訳で、Cafe Diorではもちろんお茶も出している(写真は静岡産の煎茶)。

 

　ケーキはスタッフのホームメイド。日替わりで実に何十種類もあるというから驚き！日本人へのお勧めはこれだね、とArnieがケーキの名前を連ねる。フルーツ・スポンジ・ケーキ、ラズベリー・ケーキ、レモンカード・ケーキ、スティッキー・デイツ・ケーキ、フルーツ・スポンジ・ケーキ、バニラ・ケーキ、キャロット・ケーキ、チョコレート・ケーキ・・・嬉しいほどにきりがない。

　迷ったあげくにキャロット・ケーキを選んで豆乳ラテといただく。見た目の彩りがとても可愛らしくて、ケーキを食べる時はいつもそうだけど、フォークを入れるのがもったいない。味はホームメイドらしく、素朴であたたかく心もほっこり。

可愛らしいキャロット・ケーキ。ドリンクをつけられるケーキセットは$6.50

 
　きらきらクラシカルな世界に浸ってお茶していると、外国映画の主人公みたい。
「メルボルンにいても、どこか知らない国の知らない街にいる雰囲気を出したいんだ。」とArnie。だから、店で流れているBGMは英語ではない言葉。メルボルンは移民の街で異国文化と触れ合うことも多いけれど、そのどれとも違う空気がこのカフェにはある。
 

　お店の奥にはコートヤードがあり、Arnieの愛犬たちにも会える、ドッグ・フレンドリーカフェ。晴れた日の朝はここでブレックファーストなんておしゃれじゃない。
 

　人気のブレックファーストDior Breakfast $17は、卵、ベーコン、ソーセージ、トマト、マッシュルーム、ハッシュブラウン、トーストで大満足のボリューム。

『Cafe Dior』
住所／217 Commercial Road, Prahran VIC 3181
電話番号／03 9826 8040
営業時間／月ー水　7:30-18:00
　　　　　木ー土　7:30-till lat
　　　　　日　10:00-18:00
ファンクション利用可。要予約。