SEVEN SEEDS
コーヒー好きのための最強コーヒー空間。
2009年08月17日掲載
店内はウェアハウスを改造していて、広くて天井も高いので空間がとてもすっきりした印象。入り口の右は壁に自転車を掛けられるようになっていて面白い。
肝心のコーヒーはエスプレッソコーヒーとクローバーの二種類のコーヒーが楽しめる。エスプレッソタイプのコーヒーは、ここでは、ハウスブレンド・本日のオススメの豆・デカフェ(ノンカフェイン)の3タイプの豆から選べる。そして、マシンは納得のSYNESSO。一流バリスタがつくるドリンクはカフェラテ・カプチーノ・エスプレッソなど、どれを選んでもはずれがないのはお墨付きだ。
本日のオススメの豆はたいていシングルオリジン(ブレンドではなく一つの産地の豆)なので、ミルクに合う産地だったらカフェラテやカプチーノ、またストレートが似合う酸味の効いているタイプの豆ならショートブラックやロングブラックなど、エスプレッソドリンクのタイプを替えて様々なバリエーションを考えながら楽しむことができる。こんなシステム、コーヒー好きにはたまらない。マシンの近くに詳しい豆の説明が書かれた紙があるので是非目を通してほしい。
<本日の豆>でカプチーノ、<ハウスブレンド>でラテをオーダー(各$3.30)
さて、クローバーの方はというと、日本のコーヒー(俗に言うアメリカンタイプのコーヒー)に慣れ親しんでいた人に是非挑戦して欲しい。このクローバーというのは、フレンチプレス式とサイフォン式の良いとこ取りのような、アメリカで開発された全く新しいタイプのコーヒー抽出マシンである。ペーパーフィルター式では取り除かれてしまう“香り高い油分”がコーヒー内に溶け込むというフレンチプレスの利点はそのままで、フレンチプレスの弱点とも言うべき“長時間の抽出による雑味”がまったくない。なんだかごちゃごちゃと書いてしまったが、要するに美味しいコーヒーを入れてくれる画期的なマシンな訳である。ちなみにメルボルンでは現在まだ三台しかないそうだ。ブラックコーヒーが好きな方、是非お試しを。ボリビアの豆で淹れてもらうと、サイフォンのような繊細な味で、コーヒーの旨みと香りがみごとに引き出されていた。ボリビアの豆もラテンアメリカらしく爽やかな酸味が感じられ、まろやかな口当たりだった。
写真上 バリスタ・焙煎を担当するジャスティン。彼のコーヒー豆に関する知識は相当な量で、今回もたくさんのお客で忙しい中、クローバーについてなど色々説明してくれた。
ここでは、自家焙煎のコーヒー豆を自宅でも楽しめるよう一般にも販売している。ブレンドが4種類、シングルオリジンの豆が10種類で、250グラムから。価格はブレンドが10ドル~、シングルオリジンが15ドル~。豆は挽いてから数時間でかなり風味が劣ってしまうので、理想的なのは飲む直前に挽くことだが、家にグラインダーがない場合は一週間で飲みきれる量を買うのがオススメ。ここは250グラムからなので多すぎるという人には友達とシェアするという手も。
将来的には他のカフェにも豆を卸していく予定だが、マシンや設備が整っていて、それをきちんと使いこなせるバリスタがいるところにしか卸さないというこだわりがあるので、現在はBrother Baba Budanにしか卸していないとのこと。
そして、コーヒー好きの方・豆に興味のある方に特にオススメなのが毎週土曜の朝に開かれるカッピングである。カッピングとはカップに細かめに引いた豆を入れてお湯を注ぎ、味や香りをチェックするという一種のティスティングだ。ワインと同じように、品種や産地などで大きく味や香りが変わるコーヒー豆をティスティングし、自分の言葉で表現することでコーヒー豆への理解を深めるということがカッピングの趣旨である。ここでは先着順で限定10名のみ、10時から無料で行っているので、興味のある方はお見逃しなく。
『SEVEN SEEDS』
住所:114 Berkeley Street, Carlton VIC 3053
電話番号:(03) 9347 8664
WEB:www.sevenseeds.com.au
営業時間:月ー土 7:00-17:00
日 8:00-16:00
(キッチンは16:00にクローズ)
お薦めのおいしいコーヒーが飲めるその他の厳選カフェはこちら
- St.Ali [South Melbourne] バックナンバーはこちら
- Brother Baba Budan [City] バックナンバーはこちら
- dancing goat cafe [City] バックナンバーはこちら
- Auction rooms [North Melbourne] バックナンバーはこちら
- Atomica coffee [Fitzroy] バックナンバーはこちら
-
THE GREEN REFECTORY [Brunswick] バックナンバーはこちら