グルメgourmet

レストラン検索restaurant

Paladarr Thai Issan Restaurant

メルボルンで唯一の五つ星タイレストラン 

2009年6月27日掲載

Bryan Derrick - Paladarr Thai Issan Restaurant

 
もし、あなたがレストランを開くとしたら、人がたくさん行き交う街中を選ぶだろうか。
それとも、地名を聞いてもわからないような街から少し離れた場所を選ぶだろうか。
 
 
 おそらくこの問いに多くの人は“街中”を選ぶだろう。

誰も知らないような場所でレストランをオープンしたとしても、本当に美味しいものを提供しない限り、人々が来てくれるという保証はない。しかし、本当に美味しいものを提供できたとしたら、人々は噂を聞きつけ、どんなに遠くても、どんなに不便でも、その味を求めてやってくるものである。

つまり、交通も不便な誰も知らないような場所でレストランをオープンするということは“自信”と“余裕”がないとできないことだろう。

 
Bryan Derrick
 
  そんな大きな賭けに挑戦し、見事に勝ち続けている男がいる。彼の名はBryan Derrick。
 
自分たちが提供するものに自信があるからこそ、メルボルンのアルフィントン(Alphington)にレストランをオープンさせた。アルフィントンはシティから電車で約20分の場所にある郊外。アルフィントン駅に到着しても、周辺は住宅ばかりでレストランがありそうな雰囲気ではないので、場所を間違えてしまったのかもと不安になるような場所だ。

しかし、Bryanは『こんな場所でも、お客さんは見つけ出してくれるんだよ。それが本当にうれしくって仕方がない。』と満足気な笑顔で語ってくれた。
 
  
 
 数十年前、マスター・シェフであるChaloemの作るタイ料理に魅了され、レストランを開くことを決意した。
タイ料理の魅力は味にバランスがあることだという。タイ料理の基本は必ずひとつの料理の中に“塩味(salt)”,“酸味(sour)”、“辛味(chilly)”,“甘味(sweet)”の4つの味が存在していなければいけない。そして、そのバランスはすべてシェフの腕前にかかっているのだ。
 
すこしでも酸味が強すぎてもいけないし、弱すぎてもいけない。

その味の調整がタイ料理の難しいところだそうだ。しかし、『Paladarr Thai Issan』のマスター・シェフChaloemの作るタイ料理はこの上なく上品で、しかも塩味、酸味、辛味、甘味が見事に一つの料理の中で表現されている。
 
 有名なロシアのバレエダンサー・ミハイル・バリシニコフ(Mikhail Baryshnikov)がChaloemの作るえび料理、”Pla Goong”を口にして、こう語ったという。 
 
Chaloemが作る“Pla Goong”は、まるで私の舌の上で       
塩味、酸味、辛味、甘味が仲良くダンスをしているようだ。」


“Chaloem’s Pla Goong does the whole hot sweet sour salt dance on the tongue like a Thai.”

 

Pla Goong   $18
 
 実際に食べてみて、ミハイル・バリシニコフの言葉の意味がはっきりとわかる。
 
ぷりぷりのえびを口の中に入れた瞬間、レモングラスなどの香辛料の爽やかさを感じるけれど、次の瞬間にはソースの辛味と酸味が広がっていく。そして最後には、えび本来の甘さがほんのりと口の中に残る。本当に美味しくて、口から出てくる言葉さえないほど。
 

 
Kaeng Keow Waan Gai   $26
 タイ料理の代表格である、グリーンカレー。
今まで食べたグリーンカレーとは何かが違うと思わずにはいられない。

ココナッツミルクのマイルドな甘味はもちろん感じることができるのだけれど、その中にもピリッとした辛さがある。
ただ辛いだけの辛さではない、繊細な辛さ。おそらく何種類もの香辛料をバランスよく、しかも適確に混ぜ合わせないとできない味だろう。具材それぞれが持つ味や歯ごたえもグリーンカレーの中でそのまま活きている。

  

 
 2005年にオープンしたにもかかわらず、翌年2006年から2008年まで3年連続で“Victorian Best Thai Restaurant”を受賞し、メルボルンで唯一の五つ星レストランにまで輝いた。

そんなBryanとChaloemのこれからの夢はオーストラリアでNO.1のタイレストランになること。

だけど、栄光としてのNO.1を求めているのではないとBryan。
 
「人は、自分が歩んできた道や、今まで出してきた決断が本当に正しかったのかわからない生き物だけれど、周囲の人々が認めてくれて初めて自分自身でも自分が行ってきたことが正しかったんだと認めることができるんじゃないかと思うんだ。だから『Paladarr Thai Issan』を認めてくれるということは、僕ら自身が認められたということに繋がるのではないかなと信じているんだよ。」

そうBryan言い、素敵な言葉をくれた。
 
“When you are climbing a mountain、Don’t look up to see how far to go!
No! Look back and celebrate how far you have come!!”


BryanとChaloemの夢が叶うことを願わずにはいられない。


 
Paladarr Thai Issan
URL:http://www.paladarr.com.au/index.html

住所:7 Rowe Street, Alphington VIC 3078
TEL:03 9499 9477
営業時間:Lunch 水-日 12:30-14:30
     Dinner 毎日 18:00-23:30
 
loading Google Map ...

関連記事

IL DIVO

気軽に陽気なイタリアン!読者プレゼント付き!

最新記事

船旅(8)

「アマンダは、どうして殺されたのか?」「犯人は一体誰なのか」その.....

船旅(7)

船が次の停泊地、香港に着いたのは、オーストラリアを離れて10日目.....

船旅(6)

アマンダの目が、テーブルの上に置いてある、光江が読んでいた本に目.....

船旅(5)

 翌日、光江はいつものように3時頃散歩に行ってくると言うニールを.....

アクセスランキング

  1. 2016 Dominio de la Abadia
  2. ‘Ray’ Hard Seltzer
  3. 2016 Parri Vermentino
  4. 2018 Otway Prime Field Blend

トップ20リストへ

人気の記事

SHYUN RAMEN BAR

こってり好きな人は要チェック!嬉しい特典つき!