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めるてん!~メルボルン10年ウォッチング~melten

べんとー

10・25日のお楽しみ! 今回のお題は

2020年02月10日掲載

 

 

めるてん!34 べんとー

オーストラリアに住んで早10年。最初のうちは常に「話が噛み合わないな?」と思っていた「オージーが考える日本の食文化」も今やもう慣れっこ。
なんとこないだ仕事で指摘されるまで自分でも気づかなかったのは、授業中学生と話していた時の「SUSHI」のアクセントが「寿↘︎司」でなく「SU↗︎SHI」と尻上がりになっていたという事実…きっと気付いてないだけで他にもそういうのありそうで、「英語がロクにできないくせに海外にかぶれたイタいヤツ」みたいになってそうで怖い…。

でももう彼らが言う「SUSHI」の殆どは「ロール(巻き寿司)」であって「握り」ではないこととか、「スシを家でも作るよ!」という人の殆どは「酢飯」というものの存在を知らず、普通のご飯でロールを作ってるとか、「ミソスープも家で作るよ!」という人の殆どは「出汁」というものの存在を知らぬとか(インスタント出汁であっても)、カフェで見たかなりのお値段の「Japanese style Don(丼)」が「ご飯の上に漬物3点盛り合わせ」っていう、「漬物のみをおかずにご飯を食べるって、ウチメシとしてもかなり地味な部類に入るのでは…?」というものがなんなら「オサレベジタリアンメニュー☆」くらいのノリで提供されてたりとか、そういうのを当然のごとく受け入れてしまっている自分…もういちいち新鮮に驚いていた頃が懐かすぃ…。

でもこないだ「日本人はキレイ好きだよね!」って話で久々に驚いたのは「だってご飯炊く時コメ洗うじゃん!」という理由。「まあ確かにコメにはゴミとかも入ってるだろうから、洗ったほうがいいんだろうけど、オージーはそんなことしないからね〜。日本人は3回くらいコメ洗うでしょ?さすがのキレイ好きだよね〜!」と学生に嬉しそうに言われて、「いや、違うんだ、あれはゴミを取り除いてるってのもあるかもしれないけど、主な目的は“ヌカ”を取り除くことなんだ…しかし“ヌカ”って英語で何て言うんだ⁈」と逡巡している間に「ホントはコメには炊く前に“吸水時間”ってものも必要なんだゼ!」という物知りな学生のおかげでそちらに話題が移っていってしまったのですが、マジで「糠」って英語で何?教えておじいさん!(ってんで今ググったら“rice bran”でした。一つ賢くなったわ…)

でもこうやって「日本の食文化誤解されてるわ〜(笑)」って言ってるのは日本人だけじゃなくて、こないだ話してたイタリア人の学生も「オーストラリアのパスタは食べられたもんじゃない!ソースが多すぎる!本場のパスタはちゃんとパスタに味があるからソースは少なくても十分なんだ!」と憤慨していたので、日本料理じゃなくてもみんな母国の料理には「こんなのは〇〇料理じゃない!」と同じ気持ちを抱いてるとゆーことが分かりましたです。
 

 

ムラカミ ネハン…英語ビギナーのまま、いつの間にやらメルボルン在住歴10年。日本語教師のかたわらマンガを描いているネコ大好きアラフォー。

好評ムラカミ ネハン先生のマンガが読めるのはGO豪メルボルンだけ!.....ではありません。

公式サイト: https://nehan-murakami.amebaownd.com/

公式 Twitter: https://twitter.com/murakami_nehan

公式 Instagram: https://www.instagram.com/murakaminehan/

ファン必見です★

 

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