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ワトゥルの風

今年も残すところ1ヶ月

校 長 丸 本  亙 

 11月7日より、シンガポールで開かれた、「第35回東アジア・大洋州地区日本人学校校長会」に参加してきました。36校(学校事情により2校欠席)の校長先生方と外務省、文部科学省、海外子女教育財団の代表の方々と「学校運営に関わる具体的な改善策」について熱心に討議をしてきました。文部科学省提案全体協議テーマ「安全かつ、充実した学校教育を展開するために」について、以下の7つの視点をもって各校より持ち寄られたレポートを基に研究協議を行いました。
①新学習指導要領に対応した授業研究(校内研修体制)
②新学習指導要領に対応した学校環境(施設)整備の充実           
③情報管理・危機管理(予見・予防・回避・対応等)
④現地(国際)理解教育(現地語学習を含む)
⑤新学習指導要領に向けた教育課程編成 
⑥特別支援教育(指導支援計画・交流共同学習・通級指導等)
⑦指導資料(国語・算数)を活用した授業研究(補習授業校)
 その中で、特に時間を割いて話し合われたのは、23年度から小学校で完全実施された新しい学習指導要領に対応した校内研究体制と現地理解教育のあり方でした。特に新学習指導要領で新しく取り入れられた外国語活動については、海外の日本人学校ではどのように扱うべきなのかを熱心に協議し確認することができました。また、メル校のような小規模校の話し合いでは、児童生徒の確保について真剣に話し合われました。企業への積極的な働きかけや、学校の特色をアピールしていくことの重要性について確認されました。地域や学校規模によって抱えている問題は様々でそれぞれ異なりますが、校長先生方の考えや悩みなどを共有できたことは、今後のメル校を考えていく上でも大きな財産となったように思いました。
 11月23日からは、小学部の4・5・6年生が2泊3日の宿泊学習に、学校から70キロほど離れた所にある、HealesvilleのCadlebark Farmへ出かけました。途中、Trees adventureに寄り、スリル満点のアクティビティーに挑戦し、大いに満足した後、宿舎に向かいました。ゴルフフリスビー・スーパースゥパー・カヌー・ロウロープなどのたくさんの充実したアクティビティーに取り組み、夜は、ゲーム大会やキャンプファイヤーなどにも挑戦し、充実した宿泊学習となりました。今回の宿泊学習のテーマは、「楽&学」。大いに楽しみ友情を深め、さらに学習しようということで決まったテーマだと聞いていましたが、まさにテーマ通り、一人ひとりに活躍の場があり、仲良く協力して大いに楽しむことのできた宿泊学習になりました。勿論、学ぶ場面もたくさんありました。自然の中で多くの植物を観察したり、空一面に広がる星空を見たりする学習だけでなく、異学年との交流の中で、挨拶や人との関わり方なども十分に学ぶことができたように思いました。自分に与えられた役割はしっかりとこなし、他の子が困っていたら進んで手を貸すなどの場面も多く見られ、メルボルン日本人学校小学部の高学年として、立派に成長している姿を見ることができ、大変うれしく思いました。この宿泊学習で学んだことを、次の活動に繋げて欲しいと思っています。
 最後になりましたが、メル校デーのバザー収益金3000ドルについて、教職員で検討した結果、音楽の授業やメル校デーで使用する電子ピアノを購入させていただくことに決めさせていただきました。ありがとうございました。
1年が経過するのは本当に早いもので明日から師走に入ります。今年も残す所一ヶ月。教職員一同、さらに力を合わせて頑張って参りますので、よろしくお願い致します。
                                             
           

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