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ワトゥルの風

英語の検定結果から
 

                                                  学校長 美谷添久男

メル校のホームページ「校長室だより」で、過去3年間における二つの検定結果について書かせていただきました。私は、このすばらしい実績を見たとき、これは一朝一夕に生まれてくるものでなく、メル校において、質の高い教育活動が、長年にわたって積み上げられた成果だと理解することができました。これは本校の教育活動の一端を示すものとして高く評価できると思っています。ここに至るには、何度も試行錯誤を重ね、与えられた環境を効果的に生かしたカリキュラムの工夫であったと思います。
一つに交流学習があげられます。この交流学習は、英語でしかコミュニケーションが図れない環境に子どもたちをおくことで、平素の英語力を確かめる絶好の機会としてとらえています。今回は、中学部を皮切りに、各学年の1学期の交流学習は多くの成果をもって終了しました。なかでも、一人で30人ほどの学級へ入っていったG5の児童二人の対応能力には驚きました。自己紹介をはじめ、いくつかの質問にも、学んできた英語力を駆使してテキパキと答えていく姿です。二人は現地の子どもたちとコミュニケーションが図れたことで、自信にもつながったのではないかと思います。4月に転入した児童生徒にとっては、わずか一ヶ月程度英語を学んだだけで、交流学習を経験します。うまくいかなくて当然ですが、コミュニケーションがうまくできないことに少しでも必要性を感じ、次はがんばってみようという意欲をもってくれれば十分だと思っています。
そのほかにも、社会見学などの校外学習があげられます。例えばG4の消防署見学の様子です。ここでも、前もって調べておいたことを消防士さんに質問していました。もちろん英語で話していくわけですが、どの子も物怖じもせず、こうした機会を積極的に生かしていこうとする意識の高さにびっくりしました。また、宿泊学習においても、英語力が試される場面がたくさんありました。アクティビティーの説明を至る所で聞くこととなるわけですが、児童生徒の話を聞いてみると、確かなヒアリング能力であることがわかります。
過去3年間の英語検定の結果からいえることは、メル校における英語の授業時数もさることながら、行事等における工夫されたカリキュラムも重要な役割を果たしてきたことです。
次に、もう一つ検定結果につながる大きな要因を見逃すことはできません。それは、メル校生のだれもがもっている願いやこころざしの高さです。その一例として、このたび発刊される『ハローコッキー179号』に載っている【本当のバイリンガルを目指して】を読んでいただくとわかりますが、未来を見据えた見方や考え方をもって生活していることです。彼女はこう書いています。
~~~ 一部を抜粋 ~~~
バイリンガルとは二カ国語を使用できるだけでは、本当のバイリンガルではないと今までの経験を通して思ったからです。本当のバイリンガルとは、二カ国語を読み・書き・話せるだけではなく、その言語の国の知識が豊かで、文化を深く理解している人のことを指すのだと思いました。・・・・(略)
~~~~~~~
中学一年生のとき、自分の生き方に疑問をもち、本当にこれでいいのかと自問自答した結果、将来の目標を導き出してきたのです。目標をもって生活することは、ものの見方や考え方がかわり、自らのレベルアップにもつながっていくものですが、各種検定に向かう姿勢にも当然表れてくるものです。
一人ひとりが手にする資格は、今後、社会生活を営んでいく上で、必ず本人の選択肢を広げてくれる大きな武器の一つとなることは間違いないと思っています。
さて、今年度も英語検定第一次試験が終了しました。受験者全員が合格の喜びを手にできるように教職員一同、心から願っています。
 

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