ワトルの風 Part2（１号）
更新日: 2013-04-18
メルボルンでは人気のスポーツ、フッティー（Ｆｏｏｔｙ）が開幕を迎えたことで、あたかも新しい年度の始まりを告げているかのようです。
私たちメル校も今日、新年度が始まりました。入学式では、プレップ３名、小学部１年生３名、中学部１年生９名の児童生徒を迎え、例年より多い、全校５３名によってスタートしました。今年度も、児童生徒たちが目を輝かせ、意欲をもって学習活動に励んでくれることを思うと、今から心がときめいてきます。
さて、今年度のメル校教育については、保護者の皆様からのご意見や学校職員の反省をもとに、次のように考え、学校運営を進めて参りたいと思っております。
○経営方針＝誠意と情熱をもって、子どもたちとともに夢と可能性に挑戦し、感動を生み出す学校づくりをする
○児童生徒のめざす姿＝「自学自治」
自学・・・・人を頼ることなく、自分の力で学び、学び方や学ぶ力を身につけ、様々な問題をよりよく解決していくことができる力
自治・・・・自分たちのことを自らの力で考え、正しく判断し、行動できる力を身につけ、仲間と助け合いながら、共に生きる力
○めざす姿に近づけるための具体的な三つの重点課題
１、生きる力としての学力の向上・・・・・進んで学ぶ子
・少人数のよさを生かし、学習方法や学習活動を工夫して児童生徒の進んで学ぶ力をつける
・児童生徒会活動とともに、発達段階に応じた学習規律の定着をめざす
・速く、正確な計算力の定着、漢字や作文力、文章を読む力の一層の向上をめざす
２、温かい人間関係づくりと自治的な実践力の向上・・・・思いやりのある子
・他者を思いやる明るい挨拶、時間、言葉遣いの大切さを理解し、実践する
・お弁当づくりを通して、食育への関心と様々な命への尊さを理解し、実践する
３、目標をもち、集中して取り組む生活姿勢づくり・・・・強い意志でやり抜く子
・発達段階に応じた読書の質や量の充実を図る
・様々な検定に挑戦したり、特技を伸ばしたり、地域のクラブ等へ加入したりして能力の開花を促す
・企業の方々の講話を聞く機会を設け、将来の生き方について考えさせる
めざす姿や重点課題は昨年度と大きくは変わりませんが、今年度は、重点課題の内容をより具体的にして取り組むことで、児童生徒の学びの成果につなげていきたいと考えております。
今年度も教職員一同、誠意と情熱をモットーに教育実践の一層充実を図れるよう、強い決意をもって取り組む所存です。また学校運営委員会や保護者の皆様方には、昨年同様、メル校の教育活動に対して忌憚のないご意見や、温かいご支援、ご協力をお願い申し上げます。本年度もどうかよろしくお願い致します。
