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ワトゥルの風 Part2(5号)

一学期を終えて

学校長 美谷添久男

児童生徒たちにとって大きな事故もなく、一学期72日間の学習を無事終えることができました。学校運営理事会ならびに保護者の皆様には、メル校教育の経営に積極的に関わっていただき、多くのご支援ご協力を賜りましたことを心から感謝を申し上げます。また、9月に行われる「メル校デー」に向けても、学年委員会(保護者の会)を中心に、5月より準備を進めていただいております。児童生徒たちも、この行事が感動をもって終えられるように、様々な内容を一所懸命に工夫しているところです。

さて、終業式においては、今学期の学習成果を、17枚のプレゼン映像を見ながら子どもたちとともに確認したところです。視点は4月の保護者総会において、「メル校の教育」についてお話しさせていただきました、重点課題に沿った下記の3点です。

・重点課題① 生きる力としての学力の向上(進んで学ぶ子)・・・・『わかった・できた・やってよかった』といえる授業をめざして

 児童生徒がどのような学習姿勢であったかは毎日更新したHomePageでみなさまもご存じかと思います。どの教科においても生き生きと学ぶ姿に、児童生徒たちの「わかりたい」「できるようになりたい」という強い願いを感じることができました。授業の充実は、これまでの先輩たちが築いてきたメル校の文化として定着しています。

・重点課題② 温かい人間関係づくりと自治的な実践力の向上(思いやりのある子)・・・・『助け合う・高め合う・絆を深めあう』過ごしやすい学校づくりをめざして

児童生徒会は、スローガンを「仲良く 協力 絆を深め 新たな伝統を創ろう」と掲げました。小中学部ともに、発達段階の違いを考え、誰でもが、楽しく参加できる場を工夫して企画運営してくれました。互いの立場を尊重し、人権を大切にした校風はメル校の児童生徒たちに確実に受け継がれています。

 

・重点課題③ 目標をもち、集中して取り組む生活姿勢づくり(強い意志でやりぬく子)・・・・『ワンランクアップ』をめざした生活づくりをめざして

4月に出会ったロンドンオリンピック女子柔道金メダリストの松本薫選手の話のように、児童生徒たちは個々の目標に向かって、自らの能力を高める努力をしてきました。読書によって新しい知識を蓄えたり、地域のクラブに入って中心選手となって活躍したりもしています。また、一輪車やバスケットボールなど自分の得意なことにも一層の努力を重ね、ワンランクアップを図ってきました。さらに、作文コンクールに出展し、18.000点余の応募の中で入選を果たしたり、英語検定で目標の級をクリアしたりするなど積極的に挑戦する姿勢が結果となって表れてきました。こうした、目標をはっきりもち、ひたむきな生き方は、今後もメル校の伝統として大切に育んでいかねばならないものです。

来学期も、児童生徒が一層飛躍できるように,職員一同「誠意と情熱」をもって取り組む所存です。まずはメル校デーです。その後,運動会と大きな行事が続きますが、児童生徒の力によって素晴らしいものにしてくれると思っております。各ご家庭におきましては、充実した冬休みをお過ごしいただき、来学期も子どもたちの元気な笑顔に会えることを期待して、今学期最後の学校だよりとさせていただきます。

 

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