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ワトゥルの風 Part2(10月号)

「TEAM メル校」の輝き

学校長 美谷添久男

 

校舎の周りにはピンクの花を付けたシャクナゲが咲き始め、初夏のたたずまいを感じさせる頃となりました。

メル校三大行事のひとつであるメル校デー(School Open Day)も、9月21日(日)に、多くの来場者を迎えた中で無事終えることができました。

今年度におきましても、学校運営理事会の皆様、ならびに保護者の皆様方の多大なるご支援、ご協力をいただきましたことに心より感謝を申し上げます。

とりわけ学年委員会の皆様には、今までとは異なる内容で、事前準備にもたいへんなご苦労をおかけいたしました。しかし、綿密な計画をもって、和服の着付け師、忍者パフォーマー、琴演奏家などを招聘して会場を盛り上げていただきました。さらには、保護者の皆様による素晴らしい合唱を聴かせていただいたり、プロ顔負けのカービング技術を披露してもらったりして、来場者の方々には見応えのある内容ではなかったかと感じさせていただきました。

児童生徒たちは、テーマ『Let It Go 熱きメル校 Spirit』を掲げ、プレップ(幼稚園年長)から中学3年生まで、異年齢の71名が、4月から取り組んできた学習の成果を遺憾なく発揮してくれました。また、この行事を通して、子どもたちの確かな成長を見届けることができたことはなによりも嬉しく思います。

クラスタイムでは、学び方を大切にした授業がどの学級でも公開することができました。ミュージックタイムでも「これがメル校の音楽です」といわんばかりに精一杯の合唱や合奏を披露してくれました。さらに、ワトルタイムでは、日本やオーストラリアで疑問に感じ、調査したことをすべて英語で発表する中学部の活動もありました。小学部は体験型のコーナーを設けて、習字や工作、体育などで来場者を温かくもてなしてくれました。

メル校デーを終えた後、集まってきた子どもたちの表情や言葉の端々には、精一杯やりきったという満足感に溢れているのを感じました。

こうした感動を味わうことのできる背景には、児童生徒会を中心として、たとえプレップのように幼くても自分の役割を自覚し、責任をもってやり遂げていく素地が日々の活動の中で培われてきたからだと思っています。まさに、一人ひとりの力が一本の紐のように撚り合わされ、全員の力を結集した「TEAM メル校」ができあがってきたと確信しています。

次は運動会です。すでに運動会に向けての児童生徒会テーマもできあがり、準備が進められています。ここでも『TEAM メル校』としての歩みを必ず披露してくれると期待しています。

 

 

 

 

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