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Monte Carloマスターズが開幕!

うにょ~ん!
シーズンスタートから始まったハードコートシーズンが終わり、舞台はクレーコートへと移りました。球足が遅くラリーが長引くため、技術のみならず体力、精神力も勝敗に関わってくるコートですね。スペイン、アルゼンチンなどの選手が得意とするコートです。クレーキングの異名を持つNadalもスペインの出身ですね。ちなみにNadalは今大会を2005年から8連覇中。圧倒的な強さを見せています。


5月から始まるFrench Openに合わせて続々とクレーの大会が始まっていますが、クレーのマスターズはMonte Carloが1番。しかし実はこの大会は上位30位の選手への参加義務はないのです。選手の負担を軽減するために2009年からこの措置が始まりました。出場義務を課さないなら500に格下げすればいいのでは?という意見も聞こえてきますが、マスターズのままなのはNadalやFedererなどの選手会の反対があったからなのです。2009年のマスターズ改革時に9つから8つに減らそうと議論が行われましたが、この降格の対象に100年以上の伝統があるMonte Carloが含まれることに選手会が反対したのです。結局出場義務は課さないがマスターズのままという事になりました。ちなみにドイツのHamburgのマスターズが500に降格となりました。まあ結局ここに上海が入ってきたため9つの大会のままなのですが。。。これはアジアでテニスを発展させるというATPの狙いと、ツアーファイナルを行った上海の会場を残すための中国側の思惑が合致したためでしょう。


しかしこの時期は選手の負担は大変なものになりますね。試合自体も長くなるクレーですし、Mote Carloから1ヶ月以内にMadridとRomeのマスターズもあるのです。Rome終了後1週間でFrench Openというのも十分とは言えない休養期間でしょう。2011年にはNadalは6連覇を達成していた地元のMadridをスキップしました。Nadalと言えど休養が必要だったのでしょう。


出場義務がない今大会は、上位ではFederer、Ferrer、そして錦織が欠場しています。錦織は今大会に出たのちにBarcelonaに出場した時に腹筋を痛め、回復まで時間がかかりFrench Openを欠場した経緯から、シーズン2度目のオフを取り、トレーニングにあてているそうです。来週のBarcelonaには出るそうなのでそこでの活躍に期待しましょう。


Monte Carloは時差の関係から、オーストラリアの夕方から夜にかけて試合が行われます。比較的見やすい時間帯なのでぜひチェックしましょう。Nadalが9連覇なるか、それとも止める伏兵が出てくるのか。楽しみですね。

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