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シードダウン続出のWimbledon、Federerまでもが。。。

うにょ~ん。
昨日から日本に戻っておりまして3週間の滞在がスタートしました。もちろんWimbledonは見ておりますよ。そして前回のコラムですが昨日ようやくコメントが入りました!!いや~昨年も誕生日の話を書いたコラムではコメントが0だったので今年も0かとひやひやしましたよ。虐められているのかなと←
さばさま、本当に有難うございました。


さてさて、1週目が終わろうとしているWimbledonですが、前回お伝えした通りNadalは初戦敗退してしまいました。大金星を挙げたDarcisの2回戦に世界中の注目が行きましたが、まさかの試合前に棄権という。。。Nadal戦の途中で転んだ際に肩を痛めたそうで、夜になっても痛みが引かず寝られなかったほどだそうです。試合中は痛みがなかったそうで大丈夫だろうと思ったそうですが、アドレナリンが出ている中で痛みは感じなかったのでしょうね。
そして、Nadalに続いて前年度チャンピオンのFedererもまさかの2回戦敗退。。。金星を挙げたのはウクライナのStakhovsky。現在はランキングを落としていますが2010年には31位までランキングを挙げており、ツアーも通算4勝している実力者でした。193センチの長身から放つサーブを武器に芝では優勝経験もありこの試合はサーブアンドボレーを武器にFedererを追い詰め、6-7、7-6、7-5、7-6で勝利しました。Stakhovskyにとってはトップ10からの勝利は自身初。この記録がWimbledonのFedererという事もあり人生最高の勝利とコメントしていました。Federerは36回連続準々決勝進出という記録がありますが今回ついに途絶えました。2004年のFrench Open3回戦で敗れて以来の早期敗退です。ちなみにNadalとFedererが3回戦前に敗れたのはなんと2004年のFrench Open以来。と言ってもこの年はNadalが出場していないですから、実質今回が初めてという事ですね。


今大会はシード同士が戦う3回戦を前に敗れるシード選手が続出しており、ドロー番号の若い方からSimon、Querry、Raonic、Kohlschreiber、Dimitrov、Nadal、Isner、Wawrinka、Fognini、Federer、Tsonga、Benetteau、Cilic、Tipsarevic。ボトムハーフは16人のシード中9人が破れています。シード同士の3回戦はなんと2試合しかありません。しかしこれだけ崩れていながら錦織の山は特に何も起こらず(苦笑)。今回のドローは準決勝も夢ではないドローですからこういうラッキーを付けてさらに確立を挙げて欲しいですけどね。


女子も波乱が続き、Paszek、Kirilenko、Peng、Oprandi、Barthel、Pavlyuchenkova、Petrova、Errani、Lepchenko、Wozniacki、Cirstea、Safarova、Kerber、Sharapova、Ivanovic、Jankovic、Azarenka。ちなみに3回戦に残っているトップ10選手は男子が6人、女子が4人と半分に。この数字はオープン化以降のGSでは最少です。

女子ではやはりSharapovaとAzarenkaの敗退が象徴的ですね。Azarenkaは1回戦の試合中に転倒した時に痛めた足の怪我を引きづり2回戦を前に棄権しました。以下がその様子ですがこの転び方は心配ですが、この試合は勝っていますから大丈夫なのでしょうか?悪影響がないといいのですが。

 

Sharapovaは予選を勝ち上がったDe Britoに2回戦で敗れました。De Britoはポルトガル人初のGS出場を果たした選手で、9歳の時にアメリカに移りNick Bolletierriでトレーニングを受けた選手です。ジュニア時代から将来を嘱望されておりNick Bolletierriはトップ10に入るとして本人自らコーチングをしていた時期もありました。一昨日20歳になったばかりでまだまだ若いですから楽しみですね。
そして我が嫁Kirilenko(ん?)ですが、1回戦で地元のRobsonに敗れました。Robsonのフラットで打ち込むテニスは芝の速いサーフェスに合っていましたしなかなかタフな組み合わせでしたね。Robsonは38位ですからもう少しでシードというところ。Kirilenkoは今年ついにトップ10に入りましたししっかり調整してUS Openでの活躍に期待しましょう。


2日目にはリタイア、試合前の棄権を合わせて7人出ましたがこれはGSでの同一リタイア数としては最多です。一体なにが起きているのでしょうか。推測でしかないでしょうが、湿度が高く滑りやすくなっている今大会。さらに数年前に芝を守るためにシューズの突起の高さの上限を小さくしたのが悪影響を及ぼしたと言われています。突起が低くなればグリップが効きにくくなり滑りやすくなりますからね。そして昨年はWimbledonのみならずオリンピックが行われたため、1年をかけて整備されるここの会場の芝の手入れが間に合わなかったのではないかと言われています。選手の調子もありますから明確な理由は出ませんが、今大会は何か呪われているのでしょうね。2009年のUS OpenのDel Potro以来トップ4以外の選手のGS制覇はありませんからその点も注目しましょう。と言ってもDjokovicもMurrayもしっかり勝ち上がっていますが。


いよいよ3回戦が始まりシード勢同士の対戦も予定されています。シード崩れも多いですが、勝ち上がった選手は実力ある選手が殆どですから楽しみな試合になるでしょう。みなさん頑張って起きてください(笑)。

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