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今年印象的だった選手は?

うにょ~ん。

 

さてさて、これは一番悩みますね。大きく分けると、突如現れた超新星、期待されていた若手、そして復活したベテランですね。自分の独断と偏見ですが今年一番印象的だったのは、オーストラリアのNick Kyrgiosです。

 

彼の今年の1番の試合はやはりWimbledonの4回戦の対Nadal戦。これはATPの選ぶ今年のトップ番狂わせの1位に選ばれています。Federerが2001年のWimbledonでSamprasを破った時、Nadalが2005年のRoland GarrosでFedererを破った時、ふたりとも19歳でした。そして今年のKyrgiosも19歳。偉大なチャンピオンは10代の時にキャリアハイライトとなりうる試合がありますが、Kyrgiosの今回の活躍も将来的に彼がチャンピオンになれば語り継がれる試合となるでしょうね。ギリシャ人とマレーシア人の両親を持つ彼は、今回は大会前のノッティンガムチャレンジャーでの優勝によるワイルドカードでのWimbledonデビューを飾った彼ですが、今年はその前でツアーレベルではAustralian Openの1勝のみでした。ちなみに過去に初出場で準々決勝に進出した選手は、2004年のドイツのFlorian Mayer以来。

 

改めて今年を振り返ると、世代交代が如実に現れて様々選手が大舞台に出てくるようになりましたね。錦織はもちろん、Cilic、Dimitrov、Raonic、Bautista Agut、Thiem、Gulbisなどなどちょっと考えるだけで沢山出てきますね。長らく続いたBIG 4のGSタイトル独占も終わり、Australian OpenはWawrinka、US OPENはCilicがタイトルを獲得しました。BIG 4も決して終わったわけではなく、NadalはRoland Garrosタイトル、DjokovicはWimbledonタイトルを、FedererはWimbledon決勝でDjokovic相手にフルセットの大熱戦とまだまだ健在です。Murrayは怪我から復帰しましたが、Lendlとペア解散するとMauresmoを新たにコーチとして招聘しましたが、Lendlから教わった早い攻めのテニスから、かつての粘るテニスに戻ってしまい、GSを制した頃の強さは見られなくなってしまいましたね。このまま世代交代の波に飲み込まれないように、自分はMurrayは好きですし、まだまだ活躍して欲しいですね。

 

復活したベテランはやはり、オーストラリアのHewittでしょう。年始めのシドニーでFedererに勝利し優勝、この活躍によりオージーでNo.1にかえりざいました。Australian Openでは1回戦でSeppiに敗れますが、フルセットの大熱戦で、驚異的な粘りを見せ全盛期の彼を思い出して、コートサイドで写真を取りながら涙ぐんでいました。ダブルスではなんとRafterと組んで登場し、1回戦で負けてしまいましたが、Australian Openを大いに盛り上げました。マイアミ・マスターズでは通算600勝を達成、7月のニューポートの250の大会では今季2つ目の優勝、キャリア通算30タイトル目を獲得しました。来年2月で34歳になるHewittですが、引退は刻々と近付いています。後何回見られるか分かりませんが、来年もプレーすることはもちろんですし、Australian Openも楽しみですね。

 

世代交代が明確に現れて、錦織、Cilic、Raonicが最終戦に初出場しました。個人的に言えば、自分がジュニアの頃に見ていた選手が上位に上がってきて本当に今まで以上に見ていて楽しい1年でした。まだメディアパスの申請の結果が届きませんが、来年も写真撮れるといいなあ。皆さんも願って下さい。

 

ほいだらの。

 

 

 

 

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