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RUE BEBELONS

時がゆったりと流れ、別世界にトリップできるカフェ

2009年7月6日掲載

シティの喧騒の中で時がゆったりと流れる

別世界にトリップできるカフェ

明らかに異質である。入った瞬間にそんな気がした。スワンストン・ストリート(Swanston Street)とメルボルン・セントラル(Melbourne Central)をつなぐわずかの距離の中で静かに佇んでいるこのカフェは、言うならば、「Cityのど真ん中にブランズウィックのお店を切り抜いてきた。」という表現がふさわしいだろう。そもそもこのストリート自体が、大きなグラフィーティが壁一面にあるなど、ブランズウィックの雰囲気に似ている気がする。

店内ではジャズの要素が入ったブルースのような音楽がかかっており、その音色がすごくノスタルジックだったので辺りを見回すと、たくさんのレコードがカウンター奥の棚に収納されていた。お酒も色々な種類がディスプレイされていたので、夜はバーなのかと尋ねたら「そうだ。」と返事が返ってきた。

 

ここは空間を楽しむべきカフェだろう。実際お客は、コーヒーを飲んでサッと帰るような人はほとんどおらず、つれあいと熱心に話しこむ人ばかりであった。人を饒舌にさせる何かがここにはあるのかもしれない。店内にかかっている絵は一つ一つがユニークで、そのそれぞれの個性が空間の中に溶け込んでいた。それを見ているだけでも時が静かに流れていく。


 写真 [右]カフェラテ3ドル [左]カプチーノ3ドル


お味噌汁のお椀に無造作にザラメが入れられていた。

他の人が頼んでいたホットチョコレートがとてもおいしそうだったので頼まなかったのが悔やまれる。昼夜問わず、シティで友達や恋人とちょっと話したいと思った時、寄りたくなる場所だ。

『RUE BEBELONS』
住所/267 Little Lonsdale Street, Melbourne VIC 3000
営業時間/月 9:00-20:00 
     火・水 9:00-1:00
     木・金 9:00-3:00
     土 12:00-3:00
     日 12:00-21:00
カード/CASH ONLY

 

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マーケットのそばのベジカフェ。ほっと一息つきたいときに。

Mr Tulk

知的な雰囲気たーっぷりな空間でゆったり、のんびりと。

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