Esposito at Toofey’s
心浮き立つカルパッチョ。官能的でさえある出逢い
◇Esposito at Toofey’s◇
カールトンにあるシーフードダイニングレストラン“Esposito at Toofey’s”。
ここで味わうことのできるシーフード料理は世界レベルだ。
2008年11月11日掲載
シェフMaurice Espositoはシェフ暦20年。
その大半をイギリスのロンドンにある世界最高峰レストラン「Michelin」で過ごしてきた。Stephanie AlexanderやRobert Castellaniなど数々の巨匠のもとで何年にも渡り修行してきた、その腕前は確かである。
彼のもてなしは、私たちの舌をうならし、食欲を満たすだけでは終わらない。
余裕のある人間は、さらなる演出にも力を注げるものである。
その演出が何であるかは、料理をオーダーし、その料理が目の前に置かれた瞬間に解き明かされる。
そこにあるのは、プレート上で繰り広げられた、一つの芸術作品。
Mauriceの感性・世界観が見事に描き出されている。
では、その一つを見ていただこう。
Entreesの"Carpaccio di tonno con insalata di erbe fini"
使用されているのはカツオ・アンチョビ・アサツキ・きゅうり・レッドパプリカ。
日本人なら誰しもが食べたことのあるこれらの食材が、彼の手により活き活きと、しかも鮮やかに調理されている。
花のパンジーをトッピングとして使うという斬新なアイディアにも驚きである。
彼は食材が持つ自然色を上手く使い、目でも楽しませてくれるのである。
このカルパッチョ。
口に入れた瞬間、その素晴らしさに感動することは間違いないだろう。
それぞれの食材をしっかりと舌の上で感じることができるからだ。
食材の旨みがケンカすることなく、絶妙なコンビネーション。
きっと、彼に調理された食材たちは幸せに違いない。
そう感じずにはいられない。
Esposito at Toofey’s
URL:http://www.espositofood.com
住所:162 Elgin Street, Carlton, VIC 3053
TEL:
営業時間:ランチ 月ー金 PM0:00-PM3:00
ディナー 月ー土 PM6:00-PM10:30