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ワトゥルの風

自治力の向上
学校長 美谷添久男
                                                                               
赤いブーゲンビリアの花が、強い日差しを受け、艶やかさを増してきています。今年のカレンダーも残すところ後1ヶ月となりました。児童生徒たちも大きな行事を終えるごとに着実に成長し、自主的に活動する姿が随所で見受けられるようになりました。このことは、先日行われた、小学部の二つの行事によっても見ることができました。
一つは、実行委員(G4~6)が中心となって運営したミュージックフェスティバル(MF)。もう一つは、G3が初めてリーダーとなって取り組んでくれたチェリーピッキング(遠足)でした。
G5・6はメル校デーや運動会を通して、リーダーとしての力は十分に培ってきています。今回のMFでは、当日までの全校合唱における自主的なグループ練習や全体指導も委ねてみました。どのリーダーも決して弱音を吐くことなく、グループ練習にも精力的に取り組み、見事期待応えてくれました。当日、挨拶に立った実行委員長の力強い言葉からも、自分たちの手で創りあげてきたという、手応えを窺い知ることができました。当日の合唱や合奏は、どの学年も自信にあふれ、堂々とやりきることができたと思います。



 また、チェリーピッキング(遠足)は、G3が初めてリーダーとなって行う行事でした。3つのグループの代表となって、少しでも楽しい遠足にしようと心を込めて準備を進めてきました。出発式で見せてくれた、息のあったグループ紹介では、一人ひとりの台詞や動きを工夫したG3の子たちの自慢気な姿を見てほほえましく感じました。
今年一番の暑さの中でも、帰ってきたときのどの子の顔も、満足な笑顔が広がっていました。G3の子たちはG2・G1・プレップの一人ひとりを気にかけながらやり終えたことで、きっと大きな自信となったことでしょう。
 
 こうして多くの行事が行われた2学期でしたが、児童生徒一人ひとりのリーダーとしての力は確実にレベルアップしていることを実感します。今では児童生徒会が、メル校ホームページの一部を担当し、自分たちの創意と工夫を凝らして情報発信もしています。今後も、保護者の皆様やメルボルンの日本人社会の期待に応えられるような特色のある学校づくりをめざして尽力して参りたいと思います。

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