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ワトルの風 Part2 4月号

平成26年度始まる

                                                   学校長 美谷添久男

 4月14日(月)、子どもたちは、笑顔の中にも、多少の緊張感を漂わせ元気に登校してきました。今日から、29年目を迎えたメル校の新学期が、教職員16名、全校児童生徒68名によって始まりました。

入学式では、在メルボルン日本総領事館より、新しく着任された羽田恵子総領事様のご臨席を賜り、プレップ5名、小学部1年生7名、中学部1年生8名の新入生を迎えて、賑やかに執り行うことができました。今年度も、児童生徒たちが目を輝かせ、意欲をもって諸活動に励んでくれることを思うと、今から心がときめいてきます。

 

さて、平成26年度のメル校教育については、子どもたちの願いや保護者の皆様からのご意見、学校職員の反省をもとに、若干の手直しをして、次のように学校の運営を進めて参りたいと思っております。

 

○経営方針=誠意と情熱をもって、子どもたちとともに夢と可能性に挑戦し、感動を生み出す学校づくりをする

○児童生徒のめざす姿=「自学・自治」

自学・・・・人を頼ることなく、自分の力で学び、学び方や学ぶ力を身につけ、様々な問題をよりよく解決していくことができる力

自治・・・・自分たちのことを自らの力で考え、正しく判断し、行動できる力を身につけ、仲間と助け合いながら、共に生きる力

○めざす姿に近づけるための具体的な三つの重点課題 (点線部分が付加箇所)

1、生きる力としての学力の向上・・・・・進んで学ぶ子(かけがえのない命)

  ・少人数のよさを生かし、学習方法や学習活動を工夫して児童生徒の進んで学ぶ力をつける

  ・児童生徒会活動とともに、発達段階に応じた学習規律の定着をめざす

  ・速く、正確な計算力の定着、漢字や作文力、文章を読む力の一層の向上をめざす

  ・オーストラリアやメルボルンの歴史、文化を学び、積極的に地域理解を図る

 

2、温かい人間関係づくりと自治的な実践力の向上・・・・思いやりのある子(支え合う命)

  ・他者を思いやる明るい挨拶、時間、言葉遣いの大切さを理解し実践する

  ・食育指導などを通して命の尊さを理解し実践する

  ・児童生徒会に諸行事の運営を委ね、自治的な実践力を培う

 

3、目標をもち、集中して取り組む生活姿勢づくり・・・・強い意志でやり抜く子(かがやく命)

  ・発達段階に応じた読書の質や量の充実を図る

  ・漢字や英語検定に挑戦したり、特技を伸ばしたり、地域のクラブ等へ加入したりして能力の開花を促す

  ・様々な分野で活躍している方からの生き方を学び、将来の職業観について考えさせる

 

上記のように、将来に生きる力を3つの重点課題と具体的な内容として示し、日々の教育活動を通して

子どもたち一人ひとりの力を育んでいきたいと考えております。

今年度も教職員一同、誠意と情熱をモットーに教育実践の一層充実を図れるように、強い決意をもって取り組む所存です。また、来年度は30周年を迎えることとなりますが、学校運営委員会や保護者の皆様方には、メル校の教育活動に対して忌憚のないご意見や、温かいご支援、ご協力をお願い申し上げ、平成26年度スタートにあたってのご挨拶とさせていただきます。

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