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ワトゥルの風(第3号)

                                                                     充実した日々
                                                                                                                                              校 長 丸 本  亙

 寒さが一段と厳しくなってきました。子どもたちの登校時の様子を校門前で出迎えていると、寒さで身体をまるめて登校してくる様子が目立ちます。メルボルンでは一番寒い時期となってきました。しかし、休み時間の子どもたちの様子は、暑い時期と何ら変わらず元気に校庭でドッジボールやサッカーなどに興じています。子どもたちの元気な姿を見ると大変うれしくなります。
 先日、「国語教育相談」という雑誌を読んでいたら、大変気になる記事が掲載されていましたので紹介致します。『今、「国語力」が求められています。特に論証し論述する力を小学校の低学年の時からしっかり身に付ける事が最も大事です。この力を身に付けることがその後の学力に大きく関わってきます。国語の学習を疎かにしては絶対にいけません。』というのです。オーストラリアにいるのですから英語を学ぶことは大切な事ですが、それ以上に国語力を高めることがこの年齢の子どもたちにとって重要なんだと再確認しました。メル校で国語をしっかり学んでいくことが、後々の子どもたちの力になっていくと確信した記事でしたので紹介させていただきました。
 さて、5月1日の保護者懇談会には、お忙しい中大変多くの方に参加いただき感謝しております。本年度の学校の取組や行事の予定などご理解いただけましたでしょうか。ご意見等ありましたら、遠慮無くお話しいただければと思います。
 小学部では、6日に「1年生を迎える会」が行われました。メル校に入学して3週間経った1年生を温かく迎え、メル校の仲間として仲良く活動できるように、先輩である上級生が企画し楽しい活動を行いました。1年生の3人も、この日は完全に主役となって笑顔いっぱいで楽しんでいました。今後、異学年との交流が増え、楽しく学校生活を送ることができることと思います。

                  

 11日からはオーストラリアの共通テストであるNAPLANテストが行われました。奇数学年を対象に毎年行われますが、メル校の子どもたちも英文で書かれた問題を一生懸命読んで理解し、答えを導き出していました。昨年度の結果で、ランク的に大変低いと言われてしまいましたが、日本の教育課程に沿って学習しているメル校としては、積極的にチャレンジしていくことが大切な事であると思っています。NAPLANテストの成績を上げることも大切ですが、本年度新設したEnglish Club などの時間を使って、個々の英文を理解する力の向上に今後も力を入れていきたいと思っています。
 16日にはジャパンフェスティバルがボックスヒルの会場で行われました。今年も、小学部・中学部それぞれが、「サムライ」と「南中ソーラン」を披露しました。大きな動き、切れのある動き、力強い動き、そして全員が心を一つにして一糸乱れぬ動きで会場いっぱいの方々を魅了しました。メルボルン日本人学校の子どもたちの素晴らしさを、現地の方々にしっかりアピールすることができたと思います。

                  

 25日からは中学部の宿泊学習が3泊4日の日程で、ジーロング・グレートオーシャンロード方面で行われました。「集団としての高まり」を目指して、多くのアクティビティーに取り組んだり、自ら考え適切な判断をして行動したりする姿が多々見られました。詳しくは、7月号でお知らせしたいと思います。
 子どもたちは、いろいろな活動に積極的に取り組み、大変充実した日々を送っています。


メルボルン日本人学校 学校だより
ワトゥルの風

第3号 平成22年5月31日

メルボルン日本人学校ホームページ →  http://www.jsm.vic.edu.au/index.html



 

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